内容説明
戦後マンガ史の舞台裏を支えた名編集者たち。彼らの型破りな「マンガ愛」を、稀代のパロディストにして赤塚不二夫の盟友が縦横無尽に描く、痛快無比・純情可憐・妄言多謝の書き下ろし巨編。
目次
風たちの断層―長井勝一の巻
天皇に捧げるマンガ―加藤謙一の巻
かんにんしてやゴメンやで―松坂邦義の巻
恋人たち―丸山昭の巻
酔わせてみせろよウソ虫―壁村耐三の巻
一〇〇〇ページの「没」と四ページの「長篇」―峯島正行の巻
トムとジェリーの青春―内田勝・宮原照夫の巻
真夏への跳躍―長野規の巻
遠ざかる九龍へ―長崎尚志の巻
著者等紹介
長谷邦夫[ナガタニクニオ]
1937年、東京に生まれる。高校在学中よりマンガを描きはじめ、伝説のトキワ荘に出入りする。貸本マンガ家、赤塚不二夫のアイディアブレーンを経て、現在はマンガ家、マンガ批評家として、大垣女子短期大学、椙山女学院大学等でマンガ、小説を講じる。詩人、月刊誌『まんがNo.1』の実質的な編集長、井上陽水への歌詞提供などその活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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