内容説明
ランボーが、その「見者の詩法」を編み出したのは、父が残した書類の束の中からだった。これまで語られてこなかったランボーの父親に光を当てる、貴重な一冊。
目次
第1章 父方の血統
第2章 アルジェリアのランボー中尉(一八四五~一八五〇年)
第3章 フレデリック・ランボーがアルジェリアについて書き残したもの
第4章 ディジョンでのランボー大尉(一八六四~一八七八年)
第5章 一八六八年から一八七一年五月までのランボーの詩法
第6章 一八七一年五月十三日と十五日の手紙に述べられた詩法
第7章 十四行詩「母音」と感覚論
第8章 『イリュミナシオン』
第9章 ランボーは信仰があったか
第10章 詩と信仰