内容説明
ヨーロッパの文化に息づく歳時記に合わせて、家族や友人たちに心のこもった贈り物をする。日常の暮らしを楽しみ、美しく生活することにこだわるフランス人の1年を通してみえてくる、アール・ド・ヴィーヴルのかたち。
目次
1月 エピファニー
2月 ヴァレンタインデー
3月 春のおとずれ
4月 復活祭
5月 美しき五月
6月 ジュンヌ・マリエ
7月 キャトルズ・ジュイエ
8月 夏のヴァカンス
9月 新学期
10月 実りの秋
11月 暖炉の前で
12月 ノエル
著者等紹介
武田尚子[タケダナオコ]
1957年、神奈川県川崎市生まれ。自由学園卒業。ファッションを中心に、ライフスタイル全般に関心を持つジャーナリストとして活躍
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
301
パリを見ずしてフランスを語ることはできないが、反対にパリだけを見てフランスを語ることもまたできない。フランスのそれぞれの地方は歴史的な基盤も、言語もそれぞれに違っていたからである。さて、ここはパリの南西イヴリーヌ県の谷あいにあるシュヴルーズの町。本書はこの町の12か月を豊富な写真とともに紹介するもの。著者の言う"art de vivre"(美意識を持った生活)とはどういったものかを知らしめる試みである。通読してみると、たしかにそこでの生活は、様々な意味において贅沢である。そして、その中でも最大の⇒2023/09/04