内容説明
活版印刷術の登場によって革命的な変化をこうむった『読書』の問題を、菅原孝標女、ドン・キホーテ、サルトル、バルトという四人の「典型的」読者の考察、そして「作者」の誕生とその死の問題の考察を通じて、電子出版の未来をも射程に入れ、徹底的、根源的に問いつめる、最も今日的な読書/書物論。
目次
序章 ことば、文字、印刷
第1章 孝標女の読書
第2章 ドン・キホーテの読書
第3章 ロカンタンの読書
第4章 R.B.の読書あるいは『華氏四五一度』の読書
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- 和書
- チムとタムのたからさがし