内容説明
筆を奪われた亡命作家が彼の国で残したルポルタージュ作品から中国の未来を模索する。
目次
橋梁工事現場にて
本紙内部ニュース
ひとりの人間とその影
困難な離陸
三十八年の是非
無効になった取材についての報告
自伝
著者等紹介
劉賓雁[リュウヒンガン]
1925年中国長春市生まれの、ハルビン市育ち。1994年中国共産党入党。1951年から中国青年報記者。1957年右派分子として強制労働へ送られる。1979年名誉回復。人民日報記者。1987年「ブルジョワ自由化」を煽ったとして党を除名。1989年天安門事件のため留学先のアメリカから帰国不能になり、以後アメリカで亡命生活を余儀なくされる
諸星清佳[モロホシサヤカ]
1965年北海道釧路市生まれの、札幌市育ち。東京外国語大学中国語学科卒業。北海道新聞記者を経て、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。