内容説明
中巌円月は鎌倉・南北朝時代の五山・臨済宗の僧で、詩文を能くし、五山文学発展の基礎を築いた一人と言われる。本書では、中巌研究のための基礎作業として、その詩を訳し、注を付けた。
目次
東海一〓詩集 巻之1(游武夷山;瘧疾 ほか)
東海一〓詩集 巻之2(和答融書記、兼束明極和尚;定乱之後、朝廷請明極和尚住瑞龍、召見次、藤丞相問答師偈以答、江湖依韻相賀、予亦隋衆 ほか)
東海一〓詩集 巻之3(寄智通講師;寄藤刑部(忠範) ほか)
東海一〓詩集 巻之4(戊申夜在守江和韻別源;己酉猶未起守江作詩遣情 ほか)
東海一〓詩集 巻之5(己丑元日;自寿 ほか)
東海一〓詩集 巻之後集(九月渡海作五言絶句;田中寺書所見 ほか)
著者等紹介
増田知子[マスダトモコ]
平成2年広島大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、広島県立皆実高等学校教諭
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