内容説明
文化大革命の混乱から、香港へ向けて苦難の道を辿る逃亡者たち。彼らの心の中は、まるで聖地に向かう巡礼者のように、希望と憧憬に満たされていた。
著者等紹介
林語堂[リンゴドウ]
1895‐1976。福建省竜渓出身。上海聖約翰大学卒。米独留学後北京大学に勤めた。その後上海に移り、My Country and My People(1935)、The Wisdom of Confucius(1938)などを英文で執筆。抗日戦中に米国に移住しMoment in Peking(1939)、Leaf in the Storm(1940)などの英文小説並びに評論などの著作に専念した。’59年香港中文大学の研究教授となり、台湾に定住。中国ペンクラブの会長を務め、’76年香港で病没
四竃恭子[シカマキョウコ]
1926‐2000。1926年中国大連に生まれる。満鉄に勤務していた父親の転勤にともない天津市、北京市へと転居。北京日本第一高等女学校、東京女子高等師範学校卒業後、双葉第二中学校・高等学校教諭。日中学院卒業。退職後、中国文化の研究に専念
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