出版社内容情報
画家・佐藤武の原点がここにある。若き日の追想と詩作で綴る、作家の原風景。画家・佐藤武の原点がここにある。
若き日の追想と詩作で綴る、作家の原風景。
北海道を代表する画家・佐藤武が、自らの絵画世界の原点となった幼年期から青年期までをエッセイとして綴った。
生まれ育った千歳の日々、画家を目指し絵を描き続けた札幌や東京での個性豊かな芸術家たちとの出逢いなど、北海道の若き画家が駆け抜けた時代を追想する。
絵画とともに創作を続けてきた詩作13編と油彩作品5点も収録。
幼き頃を回想
少年期
青年期
あとがき
[詩]
骨
皺
墓穴
暮れゆく大地
旅の終わり
まきストーブ
虚無
夕暮れの恋心
夏の鳥沼
旅の終わり「雪降る頃」
不安な情景
死するとき
秋の朝[ぶらぶら日誌 ?]
略年譜
佐藤 武[サトウ タケシ]
1947年北海道千歳市生まれ。11歳頃から独学で油絵を始める。
1965年、国際青年美術家展[日本・アメリカ展]入選。
1987年、第5回上野の森美術館絵画大賞展で彫刻の森美術館賞・特別優秀賞。
1991年、第4回時計台文化会館美術大賞展で国松登賞。
同年、第6回東京セントラル美術館油絵大賞展で佳作賞。
2002年、第11回青木繁記念大賞展で優秀賞。
また、1967年の初個展以後、札幌を中心に毎年個展を開催している。
そのほか、札幌芸術の森美術館での「見えるもの←→見えないもの」(2006年)、札幌芸術の森美術館コレクション選「佐藤武展―停止する追想―」、札幌美術展「パラレルワールド冒険譚」(2011年)、目で楽しむ音楽展(2015年)など、多くの展覧会に出品。
2009年、紺綬褒章を受章した。