走れ!ダーウィン - JR北海道と柿沼博彦物語

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走れ!ダーウィン - JR北海道と柿沼博彦物語

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784891151904
  • NDC分類 536.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【第1章】トヨタが動いた日
   始動 夢の乗り物
  DMV 特徴とメカニズム

【第2章】夢を育てた竹遊び
   鉄道知らぬ少年
  「変化に対応する人間が生き残る」~坂本眞一 私の柿沼博彦論

【第3章】新幹線を創った男
  師と仰ぐ島秀雄
  「勇気をもらった」「夢っていいね」~柿沼博彦の講演を聞いた感想から
  「願いは物を大切に」~環境学習で知り合った柿沼博彦に学ぶ~

【第4章】チーム柿沼の結実
   夢叶える総合力
  「DMVは旭山動物園とそっくり」~小菅名誉園長 ハンディ克服の道語る

【第5章】未来へ続くレール
  燃える技術者魂
  柿沼博彦と車両技術開発の歩み
  「走れ! ダーウィン」合い言葉に

~(前略)~
 線路と道路を一瞬のモードチェンジで走り抜けるDMV。画期的な乗り物の誕生に驚かれましたか。国内外の多くの鉄道技術者が挑み、実現できなかった夢の乗り物。その産みの親、柿沼博彦さんの「決して諦めぬ姿勢」に心を打たれたのではないでしょうか。
~(中略)~
 DMVはバスではありません。鉄道でもありません。困ったことが起こりました。DMVを安全に走らせる法律がないのです。道路を走る時にはバスの法律を適用しなければなりません。線路を走る際には鉄道の法律が基準です。
 わかりやすい事例をひとつ。道路を走る際にはバス会社の運転手さんがハンドルを握ります。線路では鉄道の運転士さんに交代します。これでは、利用者が激減し、採算が合わなくなったローカル鉄道で走らせてもコスト削減にはなりません。
 もうひとつ。道路にある信号機は一定の間隔で「青」になったり、「赤」になったりします。鉄道では信号機の仕組みが違います。
 鉄道では決められた区間に一つの列車しか入れない仕組み。衝突事故を防ぐ工夫です。では、どうやって列車の運行を管理しているのでしょうか。
 鉄道ではレールに電気を流しています。片側のレールから流した電気は列車の車輪を通り、もう1本のレールへと流れます。この仕組みで列車を検知、信号機を「青」にしたり、「赤」にしています。
 DMVも同じ仕組みでレール上を走らせようとしました。ところが、DMVはマイクロバスを改造して生まれた車。重厚な鉄道車両とは違います。車体が軽いためにレールを流れる電流が車輪にうまく伝わらない事例が出てきました。極端に言うと、今ある鉄道の法律ではDMVの本格的な営業運転には「待った」がかかってしまいます。
 もちろん、柿沼さんは諦めません。「GPS」という衛星を活用した位置検知システムでDMVがどこを走っているかを把握する安全運行システムの開発を始めています。実現すれば、地上の信号システムが不要となるはずです。鉄道のコスト削減効果は図り知れません。
 現実はまだ多くの難関が立ちはだかり、すぐに本格的な営業運転ができるめどは立っていません。
~(中略)~
 「DMVを日本列島に走らせたい」
 「自分も夢を諦めずに頑張りたい」
 そう感じたひとり一人の皆さんが「チーム柿沼」の熱きメンバーです。
 夢を叶えたいと思うみなさん。「チーム柿沼」の合い言葉はただひとつです。
 「走れ! ダーウィン」
~(後略)~

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