玉砕の島々太平洋戦争 - 戦後60年ルポルタージュ

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玉砕の島々太平洋戦争 - 戦後60年ルポルタージュ

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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784891151508
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あなたは知っていますか?
60数年前、常夏の楽園であった太平洋の島々で起こったことを・・・
戦禍をくぐりぬけた90名の人たちが、家族・子ども・人間そして太平洋戦争を語る。

はじめに     4

第一章 究極の戦場「沖縄」
   1 運玉森の死闘     6
   2 慶良間の惨劇 渡嘉敷島の集団自決     15
   3 東風平分院と白梅学徒     20
   4 与座岳と馬乗り攻撃     27
   5 クラガーと真栄平     31
   6 新垣と真壁集落     37
   7 ヒージャークワックワッシガマ     42
   8 ギーザバンダ     49
   9 轟きの壕     54
   10 白梅学徒とひめゆり学徒の末路     57
   11 一〇月一日     62

第二章 真珠湾からガダルカナルへ
   1 真珠湾とマレーシンガポール作戦     70
   2 ミッドウェー     81
   3 ミッドウェーからガダルカナルへ     91
   4 ガダルカナル島上陸     96
   5 アリゲータークリーク     100
   6 第二梯団とムカデ高地     106
   7 死のアウステン山迂回     113
   8 第二師団と丸山道     119
   9 鬼怒川丸と第三次ソロモン海戦     125
   10 エスペランス岬     133
   11 取り残された兵たち     141
   12 現在のガダルカナル島     146
   13 墓場の島ブーゲンビル     149
   14 ニューギニアの戦い     152

第三章 玉砕列島 中部太平洋の戦い
  マーシャル諸島
   1 クウェゼリン島にて     162
   2 水爆の島エニウェトクとマーシャル諸島     165
  ミクロネシア連邦
   1 見捨てられた島クサイエ     169
   2 コスラエの生活     174
   3 ウツワ湾     181
   4 メレヨン島の惨劇     186
  マリアナ諸島
   1 爆風の島サイパン     190
   2 歩兵第八九連隊の死闘     197
   3 黒木大隊の奮闘     203
   4 サイパンからの疎開船箱崎丸     209
   5 マッピ岬     218
   6 サイパンの末路     225
   7 ジャングルの第八九連隊     231
   8 グアム島の玉砕     239
   9 横井庄一の二八年間     247
   10 テニアン島の玉砕     252
   11 原爆の島テニアン     257
   12 ロタ島の場合     263

第四章 殺戮のフィリピン諸島
   1 バターン 死の行進     270
   2 日本の支配 アメリカの支配     274
   3 なぜレイテ島が マッカーサーとタクロバン     277
   4 リモン峠と第一師団     283
   5 カンギポット山     289
   6 ビリヤバと第六八旅団     291
   7 セブ島へ     298
   8 ルソン島決戦とマニラ市街戦     302
   9 ルソン島北部へ     308
   10 戦艦武蔵とルソン島最終戦     311
   11 ミンダナオ島では     321

   あとがき
     戦場に架ける橋 タイ     326
     旭川にて     329
   証 言 者     330
   この作品に関わる主な取材訪問地     333
   太平洋戦争 関係年表     334
   主な参考文献     340
   写真協力     342

はじめに

 太平洋の島々は、常夏の楽園である。
 青い海と空が、いつも私達の心と体を包んでくれる。
 しかし、そこは同時に日本から送られた「兵士」の「墓場」でもある。一〇〇万人を超える兵士が、そして戦火に巻き込まれた民間人が眠っている。
 戦後六〇年を経た現在、多くの日本人がこの「南の楽園の島」に観光目的で訪問している。
 沖縄・サイパン・テニアン・グアム・マーシャル諸島・ミクロネシアの島々、そしてニューギニアやソロモン諸島・フィリピンの島々。
 数え切れないほどの島々が、戦場となった。
 兵士だけでなく、日本の民間人そして現地の住民が巻き込まれた戦場もある。
 サイパン・テニアン、そして沖縄の島々がそれである。
 いつの時代も、戦禍の最大の犠牲者は私達「庶民」である。
 あの愚かな戦争で斃れた人々の無念さを、「歴史」の中に埋もれさせてはならない。その思いを込めて、この書を戦後六〇年の「現代」に捧げる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田よしこ

0
★★☆☆☆

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