内容説明
マスコミ入試に必要なのは、ごく普通の文章を書く能力である。煎じ詰めれば論文・作文のポイントは、平易な文章で自己を語ることに尽きる。今まで文章など書いたことがなかった人でも、二、三カ月も練習すれば、それなりにきちんとした文章は書けるようになる。この本では、本番の論文・作文入試を目標に、文章の書き方の手順を最小限にまとめてみたつもりである。そのうえで、語るべき自己をどうやって探り出すかについても、いろいろな方法を挙げてみた。
目次
第1章 初めの十分ですべてが決まる(連想ゲームでキーワードをつかめ;小さな体験、疑問を生かそう;書き出しで一目ぼれさせる ほか)
第2章 備えあれば憂いなし(情報源を利用し、知識を膨らまそう;連想の広げ方にはコツがある;「自分の考え」を持とう ほか)
第3章 読み手の求めるものを知って表現しよう(採点委員はどんな人かを想像しよう;採点委員はここをチェックする;論文と作文の違いを理解しよう ほか)
第4章 文章にも礼儀作法がある(つまらないミスは絶対しない;文章のルールを知ろう;表現にも注意しよう)