内容説明
3店舗の魚屋“5K職場”が年商175億円(1部上場)となった原動力を初公開―
目次
第1篇 社員が成長し業績が上がる仕組み(会社が成長するための“3つの人事のカベ”;社員の不平不満がなくなる人事制度;社員が成長する人事制度の体系)
第2篇 社員が成長する人事制度のつくり方(社員の成長を支援する“成長支援制度”;成長の階段を上る“ステップアップ制度”;効果が測定できる“教育制度”;社員が納得する“賃金制度”)
著者等紹介
松本順市[マツモトジュンイチ]
日本一の指導実績を誇る、注目の人事コンサルタント。大学3年生のとき、当時3店舗しかなかった街の鮮魚店「魚力」に、同社初の大学生アルバイトとして入社、社長の参謀役として社長室に勤務する。3年後に正社員となり、当時、残業が多く社員の定着率が悪かった同社の労働環境改善に取り組む。鮮魚小売業界にて、業績を上げながら、業界初のサービス残業ゼロ、完全週休2日制を実現。社長とともに構築した“社員の成長を支援する人事制度”が原動力となって、16年後には年商3億円から175億円へ、労働分配率67%から37%へと成長し、業界一の高収益企業となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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復活!! あくびちゃん!
5
ポイントは、①社内の優秀な社員をモデルにする ②絶対評価にする ③昇給・昇格の基準を見える化する の3点。特殊な人事制度ではないが、分かり易く書いてあり、制度を作る手順まであるのは親切で良いと思う。ただし、この本の前半全てが無くても伝わる内容であり、この内容にしては本が高額すぎだと思う。あまり一般的に読む本の金額ではないので、オススメはしません。2017/02/18
やこすけ
2
教え合い助け合う仕組みを作り、成長基準をもって評価の基準とする考え方は、なるほどと思った。苦労が多いイメージから管理職を忌避する最近の傾向に対して、自利の人から他利の人にするような教育が必要という考え方には共感。だが実践へのハードルは高そう。年功賃金的色合いが強い設計だが、現代にマッチしているのかを考えた時に、違和感を感じた。2019/04/30
Shuuya Hoshino
2
自分のためだけに頑張る自己中心的な社員ではなく、他の社員のために行動する利他的な社員へと育てる人事制度について記されている。他の社員に教えることをもっとも高い成長として評価するというのが分かりやすい例である。それを業績の向上とつなげるために、高い成果を上げる優れた社員のやり方を可視化し共有化することが上司の仕事と説く。そのやり方は成果と連動した重要業務となり、それをやり切りことはもちろんそれ以上に、教えることが高く評価されるという設計になっている。内部にあるノウハウをリサーチし横展開させる点は魅力と思う。2016/11/29
キリ1985
1
一晩で読み切るにはなかなかグロッキーなボリューム。疲れた。。。。 2021/01/19
t@k3
1
人事制度の理想的な構築方法を学べる。 会社を創業した代表の思いを評価指標として明確にする。 現在の優秀な社員が行っている仕事を明確にする。 社員の「教えること、勤務態度」を評価する仕組みを取り入れる。 会社全体に浸透させる仕組みを作るのは至難。 でも、身近なチームから取り入れるのは、今からできること。 2019/02/13