内容説明
「靴下の神様」の異名をもつ経営者の生き様から商いの原点を浮きぼりにする、涙あり笑いあり、異色の経営書。
目次
序章 故郷を離れて58年
志篇
才覚篇
算用篇
処世篇
報恩篇
著者等紹介
越智直正[オチナオマサ]
1939年愛媛県生まれ。1955年(昭和30年)、中学卒業後、父親の遺言により、大阪の靴下問屋に丁稚奉公に出される。1968年、28歳のとき独立、靴下専門卸問屋「ダン」を創業。苦しい資金繰りの中で創立5年目の倒産の危機を乗り切る。その後、製造小売に転身し、画期的なコンピューターネットワークシステムを構築し、急成長を遂げる。1992年、取引工場とともに協同組合靴下屋共栄会を設立。業界屈指の研究開発室と物流センターを作り、品質および物流効率を飛躍的に向上させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハザマー
1
2年ほど前にお亡くなりになられた越智直正氏が創業、中学校出て丁稚として苦労を重ね、靴下販売店として独立した社名「ダン」。 丁稚時代から仕事の後中国の古典を読み漁り、迷ったらその言葉を指針にして商売を拡大していった靴下製造販売で上場した企業創業者の伝記。 2024/06/11
ダンゴ☆ルッチ
1
自分の根幹を創る読書は、時間はかかるけどやっぱり古典なんだと思いました。2018/05/03
ダンゴ☆ルッチ
1
創業者の方の言葉はどれも力強いです。少しずつ「古典」というものに触れていこうと思いました♪2013/12/14
だ〜ね(^O^)
0
何回読み返しても、その度に気づきがある一冊です。 物事に対する考えや取り組み方は、この上なく勉強になりました。 これから社会に出る人には、是非読んでもらいたいですね♪2017/05/26
クックーナ
0
越智会長の講演会は過去何度も生で聴いてきましたが、彼がいつも話されていることがそのまま本になった感じがするほど、素晴らしい編集です。古典を引用しながら、経営の基本は加減乗除、難しい理屈をこねるな、というように大胆に末節を切り捨てるような単純明快な話し方は、多様化を受容するという体で、ややもすると末節の手法ばかりが論じられ、肝心な意志の部分が欠落しがちな今の時代には珍しいものです。2014/01/24