出版社内容情報
<人間が幸福に生きるための仏教の智恵>
たった一度きりの人生、人は誰でも自分の力を最大限に発揮して生きたいと願っています。本書は、仏教界に新たな視点を切り開いた先覚者の
西嶋老師が、もろもろの人生問題を仏教の教えから解き明かし、堂々と至福の生涯を自ら実現する書。
●著者紹介
並はずれた探求心で仏教を究めること70余年、難解の書として名高い、道元禅師の『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の新解釈、坐禅の科学的
解明に挑み、仏教思想に新しい視点を切り開いた先覚者。東京帝国大学在学中に太平洋戦争勃発、歩兵第一連隊に入隊し満州へ。終戦後、大蔵省を
経て、日本証券金融常任監査役、井田両国堂の顧問となる。1973年、後に永平寺77世貫首・丹羽廉芳老師のもとで出家、法名・愚道和夫(ぐどうわふ)。
大正8年生まれ。
●主なもくじ
序 章 仏教との出会い ──この世の真実を求めて
この世の真実を求めて/太平洋戦争が勃発、満州へ/戦後、金融の世界へ/左遷と坐禅/名誉や利得は人生の目的にはならない/在家のまま出家
第1篇 釈尊・道元の教え70選
1.苦しみの正体
自暴自棄/苦しみ/病いと健康/辛抱・忍耐/言葉/頭の世界/理論・理屈
2.人間の値打ち
迷信・超能力/宿命・占い/霊魂と輪廻/ごまかされない/比較と評価/名利を離れる/人間の値打ち
3.欲望とこだわり
習慣/飲酒/自慢・悪口/こだわりと迷い/欲望と愛欲/レッテルを貼る
4.原因と結果
原因結果/環境と境遇/努力
5.正しさとは
不正行為/正しさ/中道
6.幸福に生きる
堂々と生きる/気にしない/クヨクヨしない/逃げない/行動の世界/善悪/体を整える/決断/救い/幸福ついて/日常生活/自分をつかむ
7.時間と人生
時間/現在の瞬間/諸行無常/刹那生滅の道理/人生の意味/複雑な人生/人生の目標/生き死に/今を生き抜く
8.仏教と無
宗教/仏と神/懺悔/礼拝/布施/口のきき方/観世音菩薩/無・無我/無念無想/空と無/供養
9.坐禅の世界
坐禅の世界/仏道修行/悟り/直感力・判断力/感情のコントロール/自律神経のバランス/身心一如
10. 現実の肯定
現実の世界/現実の肯定/四諦の教え/道元禅師/正法眼蔵
第2篇 人生、何を信じて生きるか
1.人間が正しく幸福に生きるには
正しい原則に従う人や企業は栄える/本来の仏教の教え/宗教は果たして必要か/宗教とは何か/三種類の宗教
2.釈尊の大切な教え
〔1〕四諦論
釈尊が一番はじめに説かれた教え
1「苦諦」…願望や理想を尊重する思想
2「集諦」…物質を尊重する思想
3「滅諦」…行動を尊重する思想
4「道諦」…行動と正しさが一致した状態
四諦論で現実の世界を説明できる
〔2〕因果の理法
原因と結果の関係
〔3〕刹那生滅の道理
仏教は人間の自由を認める思想
〔4〕菩提心
まず疑ってみる
3.坐禅とは何か
坐禅は何の役に立つか/坐禅から得られる「直感」/人生も経営もバランスが大事/百尺の竿の上から思い切って一歩を踏み出す
第3篇 坐禅のやり方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーさん
クックーナ
ご〜ちゃん
yuki_s_run
わかば