内容説明
欠陥を予防すれば、修正の必要はなく、組織の時間とリソースとお金を節約できる。また、ソフトウェアの品質が改善され、顧客満足度が高まる。本書は、製品プランナー、ソフトウェア開発者、プロジェクトマネージャ、テスト担当者が、ソフトウェアのヒューマンエラー―すなわち欠陥―を予防するためのさまざまなテクニックを提供する、実用的なガイドである。
目次
第1部 欠陥予防の考え方(欠陥予防とは;欠陥予防のフレームワーク ほか)
第2部 欠陥検出テクニック(品質と開発プロセス;生産性ゲームを使った欠陥予防 ほか)
第3部 欠陥分析テクニック(ソフトウェア測定とメトリクス;リスク分析 ほか)
第4部 欠陥予防テクニック(プロセスの導入;FMEA、FTA、故障モデリング ほか)
著者等紹介
マクドナルド,マーク[マクドナルド,マーク][McDonald,Marc]
パーソナルコンピュータ業界で30年のキャリアを持つ。Microsoft初の従業員。アルバカーキでビル・ゲイツとポール・アレンに加わり、MS‐DOSとWindowsで使用されたFATファイルシステムを設計した。またAsymetrix社とDesign Intelligence社の初の従業員でもある。ソフトウェア業界の「無料のソーダと普段着の基準」を作り出した
マッソン,ロバート[マッソン,ロバート][Musson,Robert]
ソフトウェアの開発エンジニアとして、また、さまざまな管理職として25年以上の経験を持つ。Teradyne社で15年間働き、電気通信業界に向けて、さまざまな製品を送り出した。その一方、チームソフトウェアプロセス(TSP)の業界への展開に助力した。カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所でTSP Initiativeのメンバーになる前に、TSP立ち上げ時のビジネス戦略の統括責任者であった。現在は、WindowsのコアOS部門においてDefect Prevention(欠陥予防)グループのメンバーであり、統計的歪曲部門を管理している。イリノイ工科大学でコンピュータサイエンスの修士号を、またノースウェスタン大学ケロッグスクール・オブ・マネジメントで経営学の修士号を取得している
スミス,ロス[スミス,ロス][Smith,Ross]
ほぼ20年間ソフトウェア業界に身を置き、メインフレームから携帯用デバイス、PCまで、あらゆるソフトウェアを開発、テストしてきている。また、刑務所の監視員、労働組合長、漫画家、グラフィックアーティストも経験。1991年に、製品サポートでMicrosoftのキャリアをスタートさせ、テストリーダー、テストマネージャ、テストアーキテクトを経験してきた。テストアーキテクトグループの長期のメンバーであり、1995年以来、WindowsとOfficeのあらゆるバージョンに取り組んできた。また5件のソフトウェア特許を保有し、現在は、Windowsコアセキュリティテストチームのディレクタである。ビュージェットサウンドのリモートアイランドで、妻と4人の子どもと共に暮らしている
溝口真理子[ミゾグチマリコ]
山口県出身。奈良女子大学理学部卒業後、株式会社東芝入社。画像処理ソフトウェアの開発およびリレーショナルデータベースのテクニカルサポートに従事する。現在はフリーでコンピュータ関連の翻訳に携わる
依田光江[ヨダミツエ]
熊本県出身。お茶の水女子大学家政学部卒業。横河・ヒューレット・パッカード株式会社、日本アポロコンピュータ株式会社でSEとして勤務後、1991年有限会社テクトラを設立し、翻訳業を開始。主に、IT関連の書籍、マニュアル類、Webページコンテンツの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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miwarin
やぎとら