出版社内容情報
『Microsoft Windows Server 2003リソースキット導入編』は、Windows Server 2003開発チームが公開する公式技術リファレンスです。全7巻で構成されており、Windows Server 2003の設計と展開に必要なガイドラインと詳細情報を提供します。Windows Server 2003の導入を担当するネットワーク管理者、システム管理者、システムコンサルタント、情報技術（IT）部門の方にお勧めします。
本書「7 IIS 6.0」は、Windows Server 2003で大幅に変更されたInternet Information Services（IIS）6.0について、展開の計画と手順、アップグレードと移行、セキュリティと可用性、ASP.NETアプリケーションの展開方法を解説しています。また、IIS 6.0で変更されたメタベース形式（XML）についても解説しています。
付属CD-ROMには、Windows Server 2003の導入と運用に役立つツールや、設計と展開をサポートする作業テンプレートなどが多数収録されています。
『Microsoft Windows Server 2003リソースキット導入編7 IIS 6.0』目次
本書について
表記と用語
リソースキット付属CD-ROM
リソースキットのサポートについて
本書に掲載されているWeb サイトについて
本書で使用したハードウェアとソフトウェア
第1章 IIS 6.0 の導入と展開の概要
1.1 IIS 6.0 Web サーバーの導入手順の概要
1.1.1 IIS 6.0 Web サーバーの導入プロセス
1.2 IIS 6.0 の概要
1.2.1 IIS 6.0 の改良点
1.2.2 IIS 6.0 におけるインターネットとイントラネットのWeb アプリケーション
1.3 既存のWeb アプリケーションとIIS 6.0 の互換性の確認
1.4 IIS 5.0 分離モードからワーカープロセス分離モードへの移行
1.4.1 アプリケーション分離モードの概要
1.4.2 ワーカープロセス分離モードへの移行
第2章 IIS 6.0 のASP.NET アプリケーションの展開
2.1 IIS 6.0 のASP.NET アプリケーション展開の概要
2.1.1 IIS 6.0 でのASP.NET アプリケーションの展開プロセス
2.2 Web サーバーの導入
2.2.1 Windows Server 2003 のインストール
2.2.2 IIS 6.0 のインストールと構成
2.2.3 ［Web サービス拡張］ノードでのASP.NET の有効化
2.3 ASP.NET アプリケーションのインストール
2.3.1 各ASP.NET アプリケーション用のWeb サイトと仮想ディレクトリの作成
2.3.2 ASP.NET アプリケーションのコンテンツのコピー
2.3.3 ASP.NET セッション状態の共通ストレージの有効化
2.4 ASP.NET アプリケーションの展開プロセスの完了
2.4.1 ASP.NET アプリケーションのセキュリティと可用性の確保
2.4.2 ASP.NET アプリケーションが正しく展開されたことの検証
2.4.3 Web サーバーのバックアップの作成
2.4.4 クライアントアクセスの許可
2.5 追加情報
第3章 Web サイトとWeb アプリケーションのセキュリティ設定
3.1 Web サイトとWeb アプリケーションのセキュリティ設定の概要
3.1.1 Web サイトとWeb アプリケーションのセキュリティ設定のプロセス
3.2 攻撃対象になる要素のWeb サーバーからの排除
3.2.1 Windows Server 2003 の必要なコンポーネントとサービスだけの有功化
3.2.2 IIS 6.0 の必要なコンポーネントとサービスだけの有効化
3.2.3 必要なWeb サービス拡張だけの有効化
3.2.4 必要なMIME の種類だけの有効化
3.2.5 Windows Server 2003 のセキュリティ設定の構成
3.3 Web サイトとWeb アプリケーションへの不正アクセスの防止
3.3.1 コンテンツの専用ディスクボリュームへの格納
3.3.2 IIS 6.0 のWeb サイトに対するアクセス許可の設定
3.3.3 IP アドレスとドメイン名の制限の設定
3.3.4 NTFS のアクセス許可の設定
3.4 Web サイトとWeb アプリケーションの分離
3.4.1 Web アプリケーションの互換性に対する偽装の影響の評価
3.4.2 Web サイトとWeb アプリケーションの分離の構成
3.5 ユーザー認証の構成
3.5.1 Web サイトでのユーザー認証の構成
3.5.2 FTP サイトでの認証の構成
3.6 クライアントと交換する機密データの暗号化
3.6.1 SSL による機密データの暗号化
3.6.2 IPSec またはVPN を使ったリモート管理
3.7 Web サイトとWeb アプリケーションのセキュリティの維持管理
3.7.1 最新のセキュリティパッチの入手と適用
3.7.2 Windows Server 2003 のセキュリティログの構成
3.7.3 Web サイトのコンテンツに対するファイルアクセスの監査
3.7.4 IIS のログの構成
3.7.5 セキュリティの方針、方法、管理の見直し
3.8 追加情報
第4章 Web アプリケーションの可用性の確保
4.1 Web アプリケーションの可用性を確保するプロセスの概要
4.1.1 Web アプリケーションの可用性を確保するプロセス
4.2 Web アプリケーションの可用性の目標設定
4.2.1 WWW サービスの可用性の目標設定
4.2.2 要求処理の目標設定
4.3 最適な可用性を得るためのIIS 6.0 の構成
4.3.1 Web アプリケーションの分離
4.3.2 ワーカープロセスのリサイクル
4.3.3 パフォーマンスの調整
4.3.4 アプリケーションプールの状態監視
4.3.5 アプリケーションプールID の構成
4.4 Web アプリケーションの互換性のテスト
4.4.1 Web アプリケーションとIIS 6.0 の互換性テスト
4.4.2 Web アプリケーションとIIS 6.0 の機能の互換性テスト
4.5 追加情報
第5章 既存のIIS サーバーのIIS 6.0 へのアップグレード
5.1 IIS サーバーからIIS 6.0 へのアップグレードの概要
5.1.1 IIS サーバーからIIS 6.0 へのアップグレードプロセス
5.2 アップグレードの準備
5.2.1 Windows Server 2003 との互換性の判断
5.2.2 IIS 6.0 の変更点の識別と調整
5.2.3 アプリケーションとワーカープロセス分離モードの互換性の判断
5.2.4 アプリケーションと.NET Framework の互換性の判断
5.3 Windows とIIS のアップグレードの実施
5.3.1 サーバーのバックアップ
5.3.2 クライアントがWeb サイトにアクセスしていないことの確認
5.3.3 WWW サービスの無効化の防止
5.3.4 IIS 6.0 へのサーバーのアップグレード
5.3.5 オペレーティングシステムのアップグレードが正しく終了したことの確認
5.3.6 IIS 6.0 メタベースのバックアップ
5.4 ワーカープロセス分離モードへの変換
5.4.1 アプリケーション分離モードの現在の設定の文書化
5.4.2 ワーカープロセス分離モードで動作させるためのIIS 6.0 の構成
5.4.3 ワーカープロセス分離モードでのアプリケーション分離の設定値の構成
5.4.4 例：ワーカープロセス分離モードへの変換
5.5 IIS 6.0 のプロパティの構成
5.5.1 WWW サービスの有効化
5.5.2 Web サービス拡張の構成
5.5.3 MIME の種類の構成
5.5.4 IIS 6.0 メタベースのプロパティへの参照の変更
5.5.5 FrontPage で拡張されたWeb サイトのアップグレード
5.5.6 IIS Lockdown ツールとUrlScan を実行するかどうかの判断
5.5.7 セキュリティ関連の構成の変更
5.6 ASP.NET アプリケーションをホストするためのIIS 6.0 の構成
5.6.1 正しいバージョンの.NET Framework を使うためのIIS 6.0 の構成
5.6.2 .NET Framework の構成
5.6.3 各アプリケーション分離モードでのASP.NET アプリケーションの動作の検討
5.6.4 machine.config 内の属性のIIS 6.0 メタベースプロパティ設定への移行
5.7 アップグレードの完了
5.7.1 Web サイトとWeb アプリケーションの正常動作の確認
5.7.2 サーバーのバックアップ
5.7.3 クライアントアクセスの有効化
5.8 追加情報
第6章 IIS Web サイトのIIS 6.0 への移行
6.1 IIS Web サイトのIIS 6.0 への移行の概要
6.1.1 IIS Web サイトのIIS 6.0 への移行プロセス
6.2 移行の準備
6.2.1 移行するWeb サイトとWeb アプリケーションのコンポーネントの確認
6.2.2 Windows Server 2003 との互換性の確認
6.2.3 IIS をワーカープロセス分離モードで実行するかどうかの判断
6.2.4 アプリケーションの.NET Framework との互換性の確認
6.2.5 移行方法の選択
6.2.6 IIS 6.0 Migration Tool の役割の確認
6.3 ターゲットサーバーの配置
6.3.1 Windows Server 2003 のインストール
6.3.2 IIS 6.0 のインストールと構成
6.4 IIS 6.0 Migration Tool を使用したWeb サイトの移行
6.4.1 IIS 6.0 Migration Tool のインストール
6.4.2 クライアントがWeb サイトにアクセスしていないことの確認
6.4.3 IIS 6.0 Migration Tool の実行
6.4.4 IIS 6.0 Migration Tool が正常に実行されたことの確認
6.4.5 自動的にコピーされなかったWeb サイトコンテンツのコピー
6.4.6 システムフォルダを参照しているIIS 6.0 メタベースプロパティの修正
6.5 手動でのWeb サイトの移行
6.5.1 クライアントがWeb サイトにアクセスしていないことの確認
6.5.2 Web サイトと仮想ディレクトリの作成
6.5.3 Web サイトのコンテンツのコピー
6.5.4 Web サイトのアプリケーション分離設定の構成
6.6 IIS 6.0 のプロパティの構成
6.6.1 ローカルユーザーアカウントを参照するIIS 6.0 プロパティの構成
6.6.2 Web サービス拡張の構成
6.6.3 MIME の種類の構成
6.6.4 SSL サーバー証明書の移行
6.6.5 FrontPage のユーザーとロールの移行
6.6.6 ASP.NET アプリケーションをホストするためのIIS 6.0 の構成
6.6.7 IIS Lockdow ツールとUrlScan を実行するかどうかの判断
6.7 各アプリケーション固有の移行作業の実行
6.7.1 Windows Server 2003 およびIIS 6.0 との互換性を確保するためのアプリケーションコードの修正
6.7.2 アプリケーションが必要とする追加ソフトウェアのインストール
6.7.3 MTS パッケージ、COM オブジェクト、COM+ アプリケーションの移行
6.7.4 ODBC のデータ接続文字列とDSN の修正
6.7.5 アプリケーションが使用するIP アドレスの作成
6.7.6 アプリケーションが使用するユーザーとグループの作成
6.7.7 アプリケーション用のレジストリエントリの作成
6.8 移行の完了
6.8.1 Web サイトとWeb アプリケーションが正常に移行できていることの確認
6.8.2 ターゲットサーバーのバックアップ
6.8.3 クライアントアクセスの有効化
6.9 追加情報
第7章 Apache Web サイトのIIS 6.0 への移行
7.1 Apache Web サイトのIIS 6.0 への移行の概要
7.1.1 Apache Web サイトのIIS 6.0 への移行プロセス
7.2 移行の準備
7.2.1 Web サイトのIIS 6.0 との互換性の確認
7.2.2 IIS をワーカープロセス分離モードで実行するかどうかの判断
7.2.3 Apache to IIS 6.0 Migration Tool の役割の確認
7.2.4 Apache to IIS 6.0 Migration Tool のインストールオプションの選択
7.3 ターゲットサーバーの配置
7.3.1 Windows Server 2003 のインストール
7.3.2 IIS 6.0 のインストール
7.3.3 FTP サービスの構成
7.4 Apache to IIS 6.0 Migration Tool による移行処理の実行
7.4.1 Apache to IIS 6.0 Migration Tool のインストール
7.4.2 ソースサーバーのプライベートネットワークへの移動
7.4.3 Web サイトコンテンツと構成情報の移行
7.4.4 Web サイトの構成設定の移行
7.4.5 中断された移行処理の回復
7.5 手動で移行しなければならないコンポーネントの移行
7.5.1 動的なコンテンツの移行
7.5.2 データベースとデータベース接続の移行
7.5.3 外部モジュールの移行
7.6 移行後のIIS 6.0 の構成
7.6.1 Web サービス拡張の構成
7.6.2 MIME の種類の構成
7.6.3 Web サイトのプロパティの構成
7.6.4 SSL サーバー証明書の構成
7.6.5 ターゲットサーバーのバックアップ
7.7 移行後のクライアントアクセスの有効化
7.8 追加情報
付録A IIS 6.0 の導入と展開の手順
A.1 ネットワークアダプタへの追加IP アドレスの割り当て
A.2 Web サイトへのサーバー証明書の割り当て
A.3 レジストリエントリのバックアップと復元
A.4 IIS メタベースのバックアップと復元
A.5 Web サーバーからファイルまたはテープへのバックアップと復元
A.6 ASP.NET に合わせたASP.NET アプリケーションの構成
A.6.1 個別のASP.NET アプリケーション用のスクリプトマップの表示
A.6.2 ASP.NET に合わせたASP.NET アプリケーションの構成
A.7 匿名ユーザーのID の構成
A.8 FrontPage 拡張に対応するWeb サイトの構成
A.9 IIS 5.0 分離モードでのアプリケーションID の構成
A.10 アプリケーション分離モードの構成
A.10.1 ワーカープロセス分離モードを使用するためのIIS の構成
A.10.2 IIS 5.0 分離モードを使用するためのIIS の構成
A.11 IIS 5.0 分離モードでのアプリケーション分離の設定値の構成
A.12 アプリケーションプールの状態監視の構成
A.13 アプリケーションプールのID の構成
A.14 アプリケーションプールのパフォーマンスの構成
A.15 アプリケーションプールのリサイクルの構成
A.16 FrontPage サーバーのロールの構成
A.17 FTP サーバーの認証の構成
A.17.1 匿名FTP 認証の有効化
A.17.2 基本FTP 認証の有効化
A.18 IIS のコンポーネントとサービスの構成
A.19 Web サイトに対して割り当てられたIP アドレスの構成
A.20 IP アドレスとドメイン名の制限の構成
A.20.1IP アドレスに基づく制限の構成
A.20.2 ドメインに基づく制限の構成
A.21 MIME の種類の構成
A.22 NTFS アクセス許可の構成
A.23 ASP.NET 状態サーバー上での状態サービスの構成
A.24 レジストリの構成
A.25 Web サイトID 番号の構成
A.26 Web サーバーの認証の構成
A.27 Web サービス拡張の構成
A.28 Web サイトのアクセス許可の構成
A.29 Windows Server 2003 のサービスの構成
A.30 既存のディスクボリュームからNTFS への変換
A.31 サービスアカウントの作成
A.32 ASP.NET セッション状態を保存するSQL Server データベースの作成
A.33 仮想ディレクトリの作成
A.34 Web サイトの作成
A.35 アプリケーションプールの障害のデバッグ
A.36 IP アドレスによって一意に識別されるWeb サイトの判断
A.37 ネットワークアダプタの無効化
A.38 ASP.NE の有効化
A.39 ログ作成の有効化
A.40 ネットワークアダプタの有効化
A.41 セキュリティ監査の有効化
A.42 アップグレード後のWWW サービスの有効化
A.43 Web サイトのコンテンツ監査の有効化
A.44 サーバー証明書のエクスポート
A.45 WWW サービスの稼働時間データの収集と表示
A.45.1 WWW サービスの稼働時間データの収集
A.45.2 WWW サービスの稼働時間データの表示
A.46 サービスアカウントへのユーザー権利の割り当て
A.47 サーバー証明書のインストール
A.48 IIS 6.0 のインストール
A.49 副認証機能のインストール
A.50 ワーカープロセス分離モードでのアプリケーションの分離
A.51 サービスアカウントをローカルAdministrators グループのメンバにする
A.52 CDONTS の移行
A.53 IIS メタベースディレクトリの変更
A.54 アクティブなWeb 接続とFTP 接続の監視
A.55 Web サイトまたはFTP サイトの一時停止
A.55.1 Web サイトの一時停止
A.55.2 FTP サイトの一時停止
A.56 FrontPage を使用したWeb サイトコンテンツの発行
A.56.1 Web サイトの拡張
A.56.2 Web サイトの発行
A.57 仮想ディレクトリの削除
A.58 サーバー証明書の要求
A.59 各ディスクボリュームのルートフォルダをセキュリティで保護
A.60 Windows Server 2003 のビルトインアカウントをセキュリティで保護
A.61 プロセッサアフィニティの設定
A.62 WWW サービスの停止
A.63 FrontPage で拡張されたWeb サイトのアップグレード
A.64 アプリケーション分離の構成の表示
A.65 Web サイトとアプリケーションのプロセスID の表示
付録B IIS 6.0 メタベースのプロパティ変更
用語集
索引
内容説明
本書は、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ ２００３で大幅に変更されたＩｎｔｅｒｎｅｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ（ＩＩＳ）６．０について、展開の計画と手順、アップグレードと移行、セキュリティと可用性、ＡＳＰ．ＮＥＴアプリケーションの展開方法を解説しています。また、ＩＩＳ６．０で変更されたメタベース形式（ＸＭＬ）についても解説しています。付属ＣＤ‐ＲＯＭには、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ ２００３の導入と運用に役立つツールや、設計と展開をサポートする作業テンプレートなどが多数収録されています。
目次
第１章 ＩＩＳ６．０の導入と展開の概要
第２章 ＩＩＳ６．０のＡＳＰ．ＮＥＴアプリケーションの展開
第３章 ＷｅｂサイトとＷｅｂアプリケーションのセキュリティ設定
第４章 Ｗｅｂアプリケーションの可用性の確保
第５章 既存のＩＩＳサーバーのＩＩＳ６．０へのアップグレード
第６章 ＩＩＳ ＷｅｂサイトのＩＩＳ６．０への移行
第７章 Ａｐａｃｈｅ ＷｅｂサイトのＩＩＳ６．０への移行
付録Ａ ＩＩＳ６．０の導入と展開の手順
付録Ｂ ＩＩＳ６．０メタベースのプロパティ変更
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