出版社内容情報
●SEに必要な知識やスキルはきわめて多岐にわたります。本書では、SEの仕事の各場面の中で、どんなスキルが必要か、なぜ必要なのかをケーススタディで考えます。
●各ケースでは、実際の仕事現場のシーンが登場人物によるミニストーリーで展開します。そして上司と部下の視点を対比させながら、その場面で必要な知識やスキルを筆者が解説します。各場面がシステムの開発フェーズに沿って進行するため、読者は自分の仕事の段階に合わせて理解できる構成です。また、その過程で「バランススコアカード」「モニタリング・コントロール」…など、SEに必須な知識が場面に応じて自然に学べます。そして最後には、自分のスキルをチェックする自己診断ができます。
●SE関連の類書の多くは、SEに必要なスキルを個々に羅列していますが、本書はSEが実務で体験する仕事の流れの中で知識やスキルを理解できるように工夫しました。また、上司と部下の立場を対比することによって、実際のプロジェクトは立場の異なる人間の共同作業であること、仕事は一人ではできないことをSEに語りかけます。筆者がSE研修講師経験を通じて得た現場のSEの声が反映された実践的な1冊です。
内容説明
あなたは上司の考えていることが理解できますか?部下の悩みがわかりますか?現場で直面するシーンごとに、新人SE、中堅SE、管理職、それぞれの立場で成すべきことを提言。
目次
1 SEという職業(SEという職業―だれもが不安を持っている;SEが持つ不安の解消プロセス;SEに必要な能力―メタフレーム ほか)
2 ケーススタディ(4月・新入社員を迎えて;5月・営業支援;6月・提案書作成 ほか)
3 SEスキルを自己チェック(自分はどのくらいのスキルを持っているのだろう?;ITスキル標準との比較;スキル診断の操作 ほか)