自衛隊とは何か―「軍隊に擬制した行政組織」という本質

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自衛隊とは何か―「軍隊に擬制した行政組織」という本質

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890634774
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

『自衛隊とは何か 「軍隊に擬制した行政組織」という本質』
隈 裕資(くま・ゆうすけ)著(防衛事務官)

創隊以来、「軍隊なのか」と問われ続けてきた自衛隊。本書はこの問いに対し、「自衛隊は軍隊ではない」と明確に結論づける。その根拠は、憲法解釈ではなく組織の本質にある。軍隊と行政組織の特性・機能・制度を比較し、自衛隊の組織、権限、活動を精査すると、その実態は〝軍隊に擬制した行政組織〟であることが浮かび上がる。外見は軍隊でも、本質は異なるのである。さらに本書は、この構造が不測事態への対応や自衛官の地位に及ぼす影響を指摘し、日本の防衛法制の根本的課題を提示する。自衛隊の実像から国防のあり方を問い直す一冊!


【目次】

はじめに 1

七十余年の問い/「武装せる行政組織」/本書の目的と構成



第1部 軍隊とは何か 21


第1章 軍隊の定義 22

国際法上の定義と本書における位置づけ 22

軍隊の定義と国際法上の整理/広義の軍隊と狭義の軍隊の区別/正規軍/準軍事組織/民兵

広義の軍隊 32

反徒、反乱軍/義勇軍、組織的抵抗運動団体、不正規軍/民間軍事警備会社(PMSC)/群民兵


第2章 国家と軍隊 42

国家は暴力を独占する 42

近代国家と暴力の独占/法と暴力/「暴力主体」への再編成/暴力の制限と暴力への制約/権力と暴力


第3章 軍隊の特性 56

無制限の暴力 56

軍隊の三つの特性 57

自律性/自己完結性/非人格性


第4章 軍隊の組織的特徴 68

階級 68

三つに分かれる軍隊の階級/士官/下士官/兵卒

軍種・兵科・兵種・特技 75

軍種/兵科/兵種及び特技

管理単位と戦術単位 79

軍隊組織の二重構造──管理単位と戦術単位の区分/部隊階梯に残る管理単位と戦術単位の名残

幕僚組織 82

幕僚組織の概念と機能的役割/近代的幕僚制度の成立と発展


第5章 軍隊の機能 86

1、抑止 87

「拒否的抑止」と「懲罰的抑止」

2、情報活動 90

広義と狭義のインテリジェンス活動/情報収集及び分析/防諜/秘密工作/宣伝

3、練兵・造兵 102

教育及び訓練(1)概要/教育及び訓練(2)旧帝国陸軍の事例/ドクトリン及び戦争計画の研究・策定/軍需品の製造及び調達/技術開発

4、用兵 114

戦闘/戦闘以外の軍事行動

5、軍事行政 120

人事(1)概要/人事(2)進退・任免及び補職・命課/人事(3)給与/人事(4)人事評価・進級/徴集・募集/経理・会計(1)概要/経理・会計(2)予算編成/経理・会計(3)調弁/経理・会計(4)主計・出納/経理・会計(5)営繕/経理・会計(6)軍事手票業務/経理・会計(7)会計監査・監督/軍事負担(1)徴発・徴用/軍事負担(2)軍事地役/編制/各種記録・戦史編纂

6、軍事司法 156

軍事犯罪等の捜査/軍事裁判/刑の執行/旧帝国陸軍における軍事司法

7、統治 170

占領統治──占領の概要/占領統治──軍律法廷/非常警察・衛戍──戒厳/非常警察・衛戍──治安出兵及び衛戍/法執行・文民組織支援

8、外交 183

軍事交流/軍事支援/平和維持活動

内容説明

自衛隊は有事に動けるか?その答えを法と制度の構造から解き明かす!軍隊と行政組織の比較分析。

目次

第1部 軍隊とは何か(軍隊の定義;国家と軍隊;軍隊の特性;軍隊の組織的特徴;軍隊の機能;軍隊をめぐる制度)
第2部 軍隊と行政組織(行政組織とは何か;軍隊と行政組織の差異のための序説―警察とは何か;軍隊と行政組織の本質的差異―軍隊と警察を例に;軍隊と法の基本的原理)
第3部 自衛隊とは何か(自衛隊創隊の経緯;自衛隊の特徴;自衛隊と軍隊の差異)

著者等紹介

隈裕資[クマユウスケ]
防衛事務官。平成元年8月 福岡県久留米市に生まれる。令和8年4月 防衛省防衛政策局(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みんな本や雑誌が大好き!?

1
著者は一般大学・大学院を出てから防衛事務官として海上自衛隊に入隊して今日に至っています(防衛省防衛政策局勤務)。 現職の防衛省職員としての「自衛隊とは何か」を追究。註釈も多々あり、ちょっとした学術書。本書の最大の論点は、サブタイトルにもあるように自衛隊は本来の軍隊ではなく「軍隊に擬制した行政組織」ではないかという点です。「本質的に行政組織である自衛隊は、他国の軍隊なら当然に有している機能や制度が少なからず欠いているのである。それは、現行憲法の規定と、これにともなう自衛隊の出自に由来する」との指摘もあり。2026/10/24

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