内容説明
宇宙はもはや未来の話ではない。GPS、衛星通信、地理空間情報…現代の生活や産業は、すでに宇宙インフラによって支えられている。本書は「スペース・エコノミー」と呼ばれる新たな経済圏を、実例とデータを交えて明快に解説。著者自身の投資経験や業界のキーパーソンたちの知見を通じて、宇宙ビジネスの最前線を浮き彫りにする。宇宙は人類最後のフロンティアであり、まさに今が参入の好機である。起業家、投資家、ビジネスリーダーはもちろん、次代の変革を読み解こうとする読者にとって、次の一手は宇宙にある!
目次
序章 宇宙で始まる新しい産業革命
第1章 宇宙は次なる大市場―仕事、投資、経済の未来を探るには宇宙を見上げよ
第2章 宇宙経済の地図を描く―収益構造と主要プレイヤーを知る
第3章 宇宙ビジネスの立役者たち―なぜ宇宙を目指すのか?
第4章 宇宙ビジネス最前線―スペース・エコノミーの起業家プロフィール
第5章 軌道を定める―共同創業者、顧客、資本
第6章 アポロからスペースX、そしてその先へ―宇宙野心の衰退と復活
第7章 勝ち馬を選ぶ―宇宙ビジネスへの投資
第8章 宇宙ビジネスの扉を開く―最大のチャンスをつかむ
第9章 金の卵を先につかめ―人材を制する者が宇宙を制す
第10章 宇宙経済の未来―安く、手軽に、安全に宇宙に行けるようになると何が起こるか?
著者等紹介
アンダーソン,チャド[アンダーソン,チャド] [Anderson,Chad]
商業宇宙分野に特化した投資会社「スペース・キャピタル(Space Capital)」の創業者であり業務管理パートナーとして10年以上にわたってスペース・エコノミーへの投資を開拓してきた。宇宙経済分野のエキスパートとして多数のメディアに登場している。英国の宇宙分野進出戦略を支援する「サテライト・アプリケーションズ・カタパルト」の理事。また陸・海・空・宇宙の科学的探検を奨励する非営利団体「エクスプローラーズ・クラブ」の理事、国際宇宙ステーションに設置された米国立研究所のユーザー諮問委員会のメンバーも務めた
加藤喬[カトウタカシ]
元米陸軍大尉。都立新宿高校卒業後、1979年に渡米。アラスカ州立大学フェアバンクス校他で学ぶ。88年空挺学校を卒業。91年湾岸戦争「砂漠の嵐」作戦に参加。米国防総省外国語学校日本語学部准教授(2014年7月退官)。主な著訳書に第3回開高健賞奨励賞受賞作の『LT―ある“日本製”米軍将校の青春』(TBSブリタニカ)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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