内容説明
まがまがしい世界の現実が、私たちを翻弄しようとする。一寸先は闇だろうか?このような時こそ、古今かわらぬ「政治」の動力源である「権力」について学び直すがよい。エジプト王朝はなぜピラミッドを建設しなければならなかったのか?ペルシャ帝国はなぜ新興イスラム軍に屈服したか?儒教はなぜ「近代社会」をはぐくめないのか?国家間の分業経済は戦争を抑止できるか?無人機は兵器の何を時代遅れにしたか?ロボットとAIの組み合わせは人類にとってどのくらい危険か?政治と権力の関係を捉え直し、クラウゼヴィッツの洞察を深化させた軍事学。
目次
第1章 戦争の発生(戦争はなぜ起こるのか?;古代人類は、なぜ古代文明を築く必要があったのか? ほか)
第2章 戦争の指導(弱そうな小国に何か要求をつきつけ、それを呑ませ、相手をして長期の持久抵抗には訴えさせない、うまい算段はあるだろうか?;モンテスキューは、国家と国民を勝たせてくれる政体についてどう結論したか? ほか)
第3章 台湾をめぐる攻防(なぜ米ソ冷戦後、北京政府は台湾を征服したがるのか?;なぜ2030年代に向けて台湾をめぐる米中緊張は高まらざるをえないか? ほか)
第4章 無人機は未来戦争を支配するのか(低速の自爆ドローンや、非ステルスで亜音速の巡航ミサイルをこちらがいくら放っても、中国海軍の軍艦はノー・ダメージ?;米軍は、台湾をめぐって中国軍と開戦した暁には、何を最も優先するつもりだろうか? ほか)
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年長野県生まれ。陸上自衛隊北部方面隊、月刊『戦車マガジン』編集部などを経て、作家・フリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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