内容説明
生誕百年記念出版。秘蔵写真で明かす天才画家の素顔!驚異的な記憶力、超がつくほど几帳面、おしゃれで負けず嫌い…家族だけが知る本当の山下清。
目次
第1章 天才画家・山下清
第2章 放浪の果てに
第3章 素顔の山下清
第4章 山下清交遊録
第5章 晩年の山下清芸術
第6章 次代に伝える山下清の作品
著者等紹介
山下浩[ヤマシタヒロシ]
昭和35(1960)年、山下清の実弟・辰造の長男として東京に生まれる。中央大学法学部卒業。昭和46年に伯父・山下清が亡くなるまで同居。山下清から貼り絵の指導も受ける。平成7(1995)年、「山下清鑑定会」を設立し、山下清の作品および著作権の管理と、作品鑑定をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
52
必要に迫られた幼少時、出会い、そして名声を得たことによる転機。貼り絵を始めた理由は寂しくはあるが、戸川氏が才能を発掘し、式場氏がフェルトペン技法を含めた才能を育む出会いの件は温かい。両氏の不変の支援姿勢が印象的。最後に、名声とその代償。メディアの各種”誇張”は、流石にやりすぎ。心を踏みにじってる。ゴッホのテオと同様に、辰造の存在が唯一無二。そもそも論で、氏の放浪の目的は「心の安定」。世田谷で家族と住んだことが、その後の大きな救いとなったのは明白。記憶力の件もそうだが、「正面性」が公私の軸と感じる。2025/02/01
鈴川愛夏
3
●家族が語る山下清/山下浩 #読了 2024/09/10
natukoba
2
八丁堀の図書館で見つける。去年新宿で展覧会があり実に魅力的な絵だったのを思い出した。家族が描く山下清も魅力的。見た景色を頭にとどめる記憶力に驚く。2024/08/29
Shigeo Torii
1
久々の読書、、。すぐ完読。まあまあ、、、、。苦労も有っただろうが、これで食っているのだから。2024/07/28
必殺!パート仕事人
0
2000年出版の本の再版のようですが、以前の版はこんなに「発達障害」という言葉が出ていたでしょうか?自分としては、発達障害の知識を得た後でも山下清についてあてはめて考えたことはありませんでした。知的障害があるのかなとは思っていましたが、この本を読むとディクレクシアに近いののかなという気がします。タレントのような扱いだったことも知りませんでした。サービス精神から発言に気を使ってもいたのですね。2024/08/19