ハイブリッド戦争―揺れる国際秩序

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ハイブリッド戦争―揺れる国際秩序

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890634477
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

内容説明

いま国際秩序は大きく揺れている。国際秩序を揺るがしているのは、2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの大規模軍事侵攻のような古典的な武力攻撃だけではない。武力攻撃に至らない段階におけるハイブリッド戦争も民主主義や国際秩序を大きく揺るがす重大な脅威である。権威主義勢力が日本・米国・台湾・NATOなど民主主義諸国にしかけるハイブリッド戦争の事例を分析し、日本が生き残るための対抗策を提言。混迷の時代に問う、気鋭の研究者、渾身の書!

目次

第1章 ハイブリッド戦争の理論(米欧における概念の発展;ロシアによる独自の解釈;情報戦の理論)
第2章 ロシアがしかけるハイブリッド戦争(ロシアの情報戦体制;米国にしかけられた情報戦;日本にしかけられた情報戦)
第3章 中華人民共和国が及ぼすハイブリッド脅威(中華人民共和国のハイブリッド戦争体制;大国間競争;中華人民共和国の論理)
第4章 揺れる国際秩序(ハイブリッド戦争の脅威;国際政治学理論の弊害;世界観の衝突)
終章 ハイブリッド戦争の時代を生き抜く(見えてきたもの;日本の生き残り)

著者等紹介

志田淳二郎[シダジュンジロウ]
名桜大学(沖縄県)国際学部准教授。1991年茨城県日立市生まれ。中央ヨーロッパ大学(ハンガリー)政治学部修士課程修了、中央大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。中央大学法学部助教、笹川平和財団米国(ワシントンDC)客員準研究員などを経て現職。専門は、米国外交史、国際政治学、安全保障論。主著に、単著『米国の冷戦終結外交―ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』(有信堂、2020年、第26回アメリカ学会清水博賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

44
ハイブリッド戦争とは武力攻撃以前の心理戦や情報戦を意味するが米国などでは「対テロ戦争」の文脈の中で考えているのに対し、ヨーロッパではロシアなどの権威主義国家が行うものと想定している。本書の特徴はこうした心理戦を行うロシアや中国、イランなどの国の実態を明らかにするだけでなく、そうした心理戦の背景にある陰謀論について論究している点である。ソ連崩壊はアメリカの情報戦に負けた結果であると認識したり、「偉大なる中華民族」という定義すらできない概念に基づいて情報戦を行っているところに問題がありそうだ。2024/07/31

Kelevra Slevin

3
第2章第3節が白眉。佐藤優、鈴木宗男、篠原常一郎といった具体的な名前を挙げていかに彼らがロシアのナラティブに沿った発言ないし著述を繰り返し行なっているかを具体的な事例を挙げて指摘しており素晴らしい。「副島(隆彦)はただの陰謀論者である」のくだりは思わず笑ってしまった。本書の中で特に腹落ちしたのは西側のプロパガンダは西側がいかに素晴らしいかを喧伝しようとする姿勢に対して、ロシア側は西側のプロパガンダに疑問を投げかけて西側内に不信感、不安感を醸成させる姿勢であること。2024/06/14

kj

1
「ハイブリッド戦争」という概念の存在を認知することができた本。概要が理解できたため半分ほど読んだのち各章のタイトルをなぞる形で読了した。 実際に書かれている事例からハイブリット戦争の概要を軽く掴むことができる。実際に実現可能性が高いと思われる例が記載してあったため情報的価値が高い本と評価する。 本書では「ハイブリッド戦争」そのものについて深く掘り下げてはおらず、基本的な説明は過去の著書「ハイブリッド戦争の時代」に譲るスタンスをとっている点に注意。2025/04/19

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