内容説明
生成AIのリスクが指摘されるなか、さらに懸念されるのは実態の見えない軍事用のAIである。大国どうしのAIの軍備競争が本格化し、戦争の様相は大きく変わろうとしている。AIで強化された軍事システムは作戦のペースを速め、意思決定の時間枠を超越し、人間の認知的・身体的能力を上回る。そしてAI搭載の情報システムと自律型ドローンの群れが、核抑止を支えてきた移動式ミサイル発射機や核搭載型原子力潜水艦の位置を追跡し瞬時に破壊する…。AI兵器が従来の核抑止論を根底から覆すメカニズムについて、気鋭の英国学者が未来戦のシナリオを交えながら解き明かす!
目次
AIのパンドラの箱を開ける
第1部 AIルネッサンスの動揺(軍用AIとは何か?;第2次核時代のAI)
第2部 軍用AI超大国(パックス・アメリカーナへの新たな挑戦;AI核時代と米中の「危機の安定性」)
第3部 核の不安定化時代の再来(デジタル時代の核兵器の捜索;猛烈なスピード―ドローン群と極超音速兵器;AIとサイバーセキュリティ;戦略的意思決定と知能マシン)
AIの将来を管理する
著者等紹介
ジョンソン,ジェームズ[ジョンソン,ジェームズ] [Johnson,James]
イギリス・アバディーン大学の政治・国際関係学部戦略研究科助教。新興技術と核抑止論分野の第一人者。イギリスのレスター大学で政治学と国際関係論の博士号を取得
川村幸城[カワムラコウキ]
陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務(1等陸佐)。防衛大学校総合安全保障研究科後期課程を修了し、安全保障学の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パトラッシュ
てっき
takao
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- 和書
- なんとか生きてますッ
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- 和書
- ちっこばぁばの泣いた夜