内容説明
地べたを這いずり回りながら、困難な捜査、つらい仕事も数えきれないほどあった。それでも鑑識捜査員を続けられたのは「俺がやらなければ、誰がやるのだ」という一念からだった―。1963年、警視庁巡査を命じられて以来、鑑識捜査一筋で数多くの大事件を手がけたベテラン捜査官「戸島国雄」。82歳の今もタイ国家警察大佐として日本とタイを行き来しながら、警視庁警察学校で若い警察官に鑑識捜査を指導する。生涯現役の「スーパー警察官」が語る波乱の半生とタイの犯罪事情!
目次
第1章 陸上自衛官から警察官への転身
第2章 警視庁刑事部鑑識課写真係
第3章 タイ警察への派遣
第4章 忘れられない事件、出来事
第5章 “仏の国、天使の都”にも犯罪はある
第6章 日本人が起こした事件・トラブル
第7章 麻薬、違法薬物
第8章 事故、不測の事態への対策
著者等紹介
戸島国雄[トジマクニオ]
1941年生まれ。陸上自衛隊勤務を経て1963年警視庁入庁。1970年警視庁刑事部鑑識課写真係。鑑識課在職中に千枚以上の似顔絵を作成し、事件解決に貢献。三島由紀夫割腹事件、連合赤軍リンチ殺人事件、三菱重工爆破事件、ロス疑惑事件、ホテル・ニュージャパン火災、羽田沖日航機墜落事故、日航123便墜落事故、トリカブト保険金殺人事件、連続幼女誘拐殺人事件、オウム真理教関連事件など数々の大事件を担当。警視総監賞・部長賞など107回表彰。1995年JICA国際協力専門員として、タイ王国国家警察局科学捜査部に派遣され、鑑識捜査技術を指導。1998年帰国。2000年似顔絵捜査員制度の第1号に任命。2001年警視庁を定年退職。2002年3月タイ国家警察庁の要請で再びタイに渡り、JICAシニア海外ボランティアに任命。著書に『タイに渡った鑑識捜査官―妻がくれた第二の人生』『警視庁似顔絵捜査官001号』『警視庁刑事部現場鑑識写真係』(いずれも並木書房)。タイ王国国家警察庁警察大佐、警視庁警察学校非常勤講師、拓殖大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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