新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛―INF条約後の安全保障

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新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛―INF条約後の安全保障

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890634019
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

内容説明

1987年に米ソで合意されたINF条約により、地上発射型中距離ミサイルは欧州では廃棄されたが、アジア、中東ではむしろ拡散した。なかでも軍縮の枠組みに縛られない中国は核弾頭を含む中距離ミサイルを多数保有し、米中のミサイル・バランスは大きく崩れた。INF条約失効後、米国は新たな中距離ミサイルの開発に着手し、日本への配備もあり得る。中国をいかにして軍備管理の枠組みに組み入れるか?ポストINF時代の安全保障について戦略・軍事・軍縮の専門家が多面的に分析・検討する。

目次

第1章 ポストINF時代の安全保障
第2章 ポストINF時代の抑止戦略
第3章 ポストINF時代の軍備管理
第4章 NATO「二重決定」とINF条約
第5章 ロシアにとってのINF問題
第6章 ポストINF時代の米国の国防戦略と戦力態勢
終章 ポストINF時代の日本の課題
座談会―総括:ポストINFの世界はどうなるか?

著者等紹介

森本敏[モリモトサトシ]
防衛大学校卒業後、防衛省を経て1979(昭和54)年外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など安全保障の実務を担当。初代防衛大臣補佐官、第11代防衛大臣(民間人初)、防衛大臣政策参与を歴任。2016(平成28)年より拓殖大学総長を務める

高橋杉雄[タカハシスギオ]
防衛研究所防衛政策研究室長。1977年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修士課程修了。1997年より防衛研究所。防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務などを経て、2020年より現職。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

19
2020年刊行。副題の「INF条約後の安全保障」が的確に内容を表している。新聞等で関連記事はフォローしているが、この本は専門的な概念が多出して、すらすらとは読めなかった。INF条約は「中距離核戦力条約」。核弾頭ではなくミサイルのみを規制する。1987年に米国とソ連が締結した。米露関係が悪化して2019年に失効した。この本を読むと、中国の台頭が、安全保障を巡る状況を東西冷戦時と比べて根本的に変えたことがよく分かる。充実した執筆陣で、筆頭は森本敏氏(元防衛相)。高橋杉雄氏が中核。小泉悠、合六強の両氏も参加。2022/08/27

kk

15
米ソ間の戦略的安定性を支える柱の一つであり、また冷戦終結に向けた大きな契機にもなったと言われるINF条約。その締結背景や時代的意義を振り返ると同時に、2019年の同条約破棄に関して、米露それぞれの思惑や政策への影響、グローバルな戦略的安定性や軍備管理へのインパクトなどを論じた上、我が国の安全保障へのインプリケーションやあり得べき対応を展望。大御所・森本敏先生と(比較的)若手で気鋭の研究者グループのコラボ。近来稀に見るほど、堅気で内容の濃い一冊。この話題に興味のある向きには是非ともお勧めしたいです。2021/10/16

030314

2
この1年半後にはウクライナ侵攻が始まったが、この時点では、ウクライナのウの字も触れられていない。ここに書かれた考察は役にたったのだろうか?今年から自衛隊モニターになり、ミサイルについての知識を得たいと思い、さらに、Uチューブに登場する小泉悠氏の名前を検索してヒットしたため、読んでみた本。2024/07/23

K.

2
豪華でタイムリーでマニアックな本。INF脱退は米に「機会の窓」を開いたが、戦域打撃能力の面では米は中に対して大きく立ち遅れているので、彼のToVを明らかにして、我のToVを確立させた上で配備するシステムを決めるべきという高橋先生の指摘に首肯。トマホークの地上配備に意義があるかという点で、森本先生と高橋先生でかなり意見が分かれていて興味深かったが、時間とリソースの不足に鑑みれば、ポストINF打撃システムはハードターゲットをミッションキルできるGLBMを優先して、CMとのベストミックスを探すのが賢明か。2023/06/14

てっき

2
ツイッターで紹介されていたので購入した本。グローバルな安全保障環境を踏まえつつ、INF条約が果たしてきた役割と機能停止後のポストINF戦力の在り方について考察した本。条約締結国である米露の思惑だけでなく、日本と中国についても重点が置かれており、我が国の安全保障にとって非常に重要な分野であるIAMDとイージスアショアに代わり検討中である敵基地攻撃能力に関する議論の基盤となる知識が得られる貴重な本であると思う。著者陣も豪華メンバーであり、文章は平易でありながら内容は細部に至るまで興味深いという非常に良本でした2020/09/30

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