内容説明
世界の政策決定者たちはいまだに国際テロリズムの拡大と激化に対応できずにいる。今日のテロとの戦いでは、警備やテロの防止のみならず、人権、国民の知る権利、尋問の方法といった民主主義社会における法的および倫理的問題、さらには大衆の心理やマスコミ対策などさまざまな問題に対処しなければならない。本書は政策決定者に合理的かつ効果的な判断を下すためのツールを提供するために執筆された初の総合的なテロ対策マニュアルである!
目次
対テロ戦争のガイド
テロリズムの定義
カウンター・テロリズムの方程式
対テロ戦争とインテリジェンス
テロ抑止の問題
攻撃的・防御的対テロ行動
民主主義のジレンマ
対テロ立法と処罰のジレンマ
テロ報道のジレンマ
心理・士気のダメージに対処する
国際協力に関する問題
イスラエルの対テロ戦略
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル] [Ganor,Boaz]
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年6月に有罪確定。2013年6月に執行猶予期間が満了し、刑の言い渡しが失効。現在は作家活動に取り組む。『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞
ガノール,ボアズ[ガノール,ボアズ]
イスラエルのヘルツリヤ学際センター・国際カウンター・テロリズム政策研究所(ICT)の創設者、現事務局長。テロリズムの世界的権威としてこれまでに国連、オーストラリア議会、米連邦議会、米陸軍、FBI、米国土安全保障省また世界各国の諜報・治安機関で状況説明や証言を行なっており、多くの一流大学やシンクタンクで講演している。2001年、カウンター・テロリズム国家安全保障委員会の諮問委員会メンバーに任命される。国際アカデミック・カウンター・テロリズム・コミュニティ(ICTAC)の創立者として活躍中
河合洋一郎[カワイヨウイチロウ]
1960年生まれ。米国ボイジ州立大学卒業。国際関係論専攻。90年代初めより、国際問題専門のジャーナリストとして、中東情勢、テロリズム、情報機関その他を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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