内容説明
支那事変が始まった昭和12年10月、中華民国河北省の城塞都市「正定」を日本軍が占領した夜、カトリック宣教師ら9人のヨーロッパ人が、修道院から謎の武装集団によって連れ去られ殺害された―この正定事件から80年後、驚くべきことに事件被害者たちは日本軍による慰安婦要求から身を挺して二百人の婦女子を守った英雄になっていた。しかも殺害された宣教師の「列福審査」がバチカンで進行している。このままでは第二の南京事件や慰安婦問題になりかねない。一次史料をもとに「歪曲された悲劇」の真相に迫る!
目次
解題 初めて明らかになった正定事件の全貌と真相
序章 「正定事件」の真相に迫る
第1章 よみがえる「正定事件」(拉致殺害された9人のキリスト教徒;シュラーフェン財団の登場 ほか)
第2章 「正定事件」が起きた時代と背景(中華民国の歴史;支那事変の始まり ほか)
第3章 検証「正定事件」(事件の記録;分かれる当時国の見解 ほか)
「正定事件」関連資料
著者等紹介
峯崎恭輔[ミネザキキョウスケ]
1980年福岡県生まれ。県立筑紫丘高校定時制卒業。1999年陸上自衛隊入隊。2003年除隊後、フランスへ留学。帰国後、民間企業に勤める。現在放送大学学生。近現代史とくに軍事史に関心があり、研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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