内容説明
3.11東日本大震災の被災地支援で、自衛隊とアメリカ軍は過去に例のない大規模な共同作戦を展開した。アメリカ軍は震災直後から迅速に対応し、大型輸送機で物資を日本に運び、空母をはじめとする艦隊を被災地沖に展開させた。とくに沖縄の海兵隊は揚陸艦を用いて、海から直接、援助物資と隊員を送り込み被災者の支援に大活躍した。本書は、震災後約一カ月に及んだ「トモダチ作戦」の実像を四百点以上の写真をもとに再現した貴重な記録である。
目次
プロローグ 大災害の1年前・ハワイ
1 写真で見る「トモダチ作戦」(3月11日直前の米海兵隊・米海軍の動向;3月11日 巨大地震と津波発生;3月12日 日本に対する支援開始;3月13日 フル稼働する空輸支援;3月14日 海兵隊、前進司令部設置;3月15日 海軍ヘリ部隊による直接支援;3月16日 補給拠点としての仙台空港回復;3月17日 第31海兵遠征隊の到着;3月18日~19日 第31海兵遠征隊の救援作戦;3月20日~26日 さらに強化される救援活動;3月27日~31日 気仙沼大島の海兵隊救援活動;4月1日以降 一斉捜索とトモダチ作戦の終了)
2 トモダチ作戦に見る軍事的教訓
著者等紹介
北村淳[キタムラジュン]
東京生まれ。東京学芸大学卒業。警視庁公安部勤務後、平成元年に渡米。情報システム管理修士ならびに社会学修士取得後、ハワイ大学(米国・ホノルル)ならびにブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ・バンクーバー)で助手・講師を務める。満州事変勃発過程を通しての戦争発生メカニズムの研究によってブリティッシュ・コロンビア大学でPh.D.(政治社会学博士)取得。専攻は戦略地政学、国家論。米国シンクタンクでアメリカ海軍アドバイザーなどを務める。現在、軍事コンサルタントとしてシアトル郊外在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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