内容説明
米国のイラク侵攻は国際法上認められるか?先制攻撃は許されるのか?戦争の大義にどれほどの価値があるのか?世界大戦の巨大サイトを主宰する軍事歴史家が、ネットでのQ&Aをもとに書き下ろした「軍事の見方」の初級篇。溢れる情報にまどわされず自分の視座を持ちたい人に最適なテキスト。
目次
1 戦争はどのように始まるのか?
2 世界戦争は何をもたらしたか?
3 大戦争と小さな戦争
4 小さな戦争と非対称の戦争
5 政治(外交)と戦争
6 戦争はなぜ起きるのか?
7 戦争の勝ち負けはどう決まるか?
8 武器の進歩で戦術はどう変化したか?
9 戦争をなくすにはどうしたらよいか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B型が苦手
1
軍事作戦というものが、事前に設定されたトリガーの実現をもって自動的に動き始める、そしてそれは途中で停められない、という本書のテーマが正しいのであれば、これはみんなが知っておくべき「イロハ」なのだと思う。ただし、紛争の解決に武力の行使を放棄した日本が国境を越えて云々、は考えにくいわけで、こちらの心配は少ない?それよりも、相手国側が何をもってトリガーとしているかなどなどは、想像しておくべきなのでしょう。2016/08/11
mu1059
0
仮説はいいとして、例に挙げられている事例は検証する必要がある。2008/11/28
東側ギャン
0
結構面白かった。どんな大国でも基本5年を超えて戦争はできないとか(それに対して反論はあろうと思うけども)2019/02/09