内容説明
人間に捨てられ、動物収容施設で命を絶たれていったどうぶつたち彼らの瞳が、声なき声がこの悲しい現実を訴えています。多数の写真と総ルビの簡潔な文章で小学生にも理解できる内容です。
著者等紹介
児玉小枝[コダマサエ]
1970年広島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学児童教育学科を卒業後、広告代理店、動物病院、タウン誌編集部勤務を経て、「人と動物との共生」をテーマに取材活動を開始
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
31
娘の調べ学習の一環で。こどもたちでもくみ取ることができる文章と、説得力にあふれる写真。娘が真剣に読んでいます。「なんで?すごくかわいいのに」「なんで?里親なんてこんなにかわいければすぐ見つかるのに!」…今年の夏は動物と人間の関係について考えながら過ごしております。2019/08/10
BLANCA
12
図書館で。最近、犬や猫が主人公の話を読む事が多かったので…。モノクロの写真をめくる度、結末は分かりつつも「ここに写っている子たちは、もうこの世にはいません」と衝撃でした。保健所で理不尽に命を絶たれる日を待つ…。飼い猫が子猫を産んだから…、老犬の死ぬところを見たくないから…そんな理由で?! 文中で小学一年生が「僕も捨てられたら殺されるな」「そんなことないよ…」「なんで? だっておんなじ命やろ?」、私もそう思いました。ガス室に向かう犬猫たちは、飼い主を待っていたはずです。それがとても悲しい。2022/05/18
スノーシェルター
5
またしても娘が借りてきた本。何とも言えなくなる動物たちの表情。命とは...。2011/10/17
NOK
4
道徳の授業で使うため購入。大人が読んでも子供が読んでも心に訴えるものが大きい。辛い現実。社会の負の側面。2020/11/26
Mituya Hasegawa
3
涙無くして読んでられませんでした。 ペットを迎えることを考えている方。現時点でも、殺処分をされようとしている何の罪も無いたくさんの子達が里親さんを待っています。どうか、ペットを迎えるにあたっての選択肢として里親になるということも考慮してください。一つの尊い命が救われるから・・・。 2013/08/29