内容説明
暴力団組織に奇怪なオカルト信仰が浸透するなか、烈火会会長・桜屋康年が、銃弾で脳みそを吹き飛ばされたうえ、心臓を抉り取られた―。黒魔術によって不死身の肉体を手に入れ、世界制覇を目論む甘璃興行三代目・甘璃喬水。それを阻止すべく、政府が造り上げた超人的殺人マシン嵯峨。彼は失われた記憶を辿りつつ、やくざの女房・洋子と極道刑事・扶草と共に、襲い来る暗殺者、妖女、淫女たちと死闘を繰り広げる。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業。雑誌記者、翻訳業などを経て、82年『魔界都市“新宿”』で衝撃デビュー。日本推理作家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。