内容説明
二〇〇八(平成二十)年九月、銚子市立総合病院は休止に追い込まれた。いまだにその話題は、地域医療崩壊の象徴的な出来事として語られることが多い。銚子市病院事業あり方検討委員会などの委員長を務めた著者だからこそ知り得た、病院破たんの真相と再生への歩み。
目次
序章 銚子市とのかかわりは、こうして始まった
第1章 進む医師減少、資金不足、そして迎えた終焉
第2章 市長リコールの動きと病院再生への道
第3章 市政混迷のなかで忘れ去られた争点
第4章 市長交代、そして銚子市立総合病院のその後
最終章 銚子市立総合病院休止事件から学ぶべきこと
著者等紹介
伊藤恒敏[イトウツネトシ]
1974年、東北大学医学部卒業。1982年、同大学医学部第三解剖学教室助教授、1983年、米国ハーバード大学留学、1986年、東北大学医学部第三解剖学教室教授を経て、1997年、同大学大学院医学系研究科発生生物学講座教授、2005年、同大学大学院医学系研究科地域医療教育開発センター長(兼任)(2008年3月まで)、同大学大学院医学系研究科地域医療システム学(宮城県)寄附講座副主任教授(兼任)(2008年3月まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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