菊池寛の仕事―文芸春秋、大映、競馬、麻雀…時代を編んだ面白がり屋の素顔

菊池寛の仕事―文芸春秋、大映、競馬、麻雀…時代を編んだ面白がり屋の素顔

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784890369904
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大作家にして「時代を編む」プロデューサー、菊池寛を写真と秘話を全解剖。寛の絶筆を井上氏が書き継ぎ完成させた小説「唐黒の壷」掲載

内容説明

菊池寛を知らずして、活字を語ることなかれ。今こそ学べ、希代の名プロデューサーを。

目次

1 菊池寛はこう生きた―五十九歳の生涯(小説家たらんとする青年に与う;菊池寛誕生―没落一途のその家で;少年時代の貧乏は辛い―修学旅行にも行けやしない ほか)
2 菊池寛の仕事(講演・菊池寛の仕事;対談・歌舞伎の新作運動へ―菊池寛のドラマについて;菊池寛と私―もう一人の菊池寛 ほか)
3 かたりぐさ菊池寛
4 小説・唐黒の壷

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

葉菜枝

3
「文藝春秋」を創刊。芥川賞、直木賞を創設。それ以外にも、文芸を職業とする人たちの職能団体として「小説家協会」と「劇作家協会」(「日本文藝家協会」)や「日本著作権保護同盟」を創ったりといろいろなことをやってのけていて、作家的事業家としての菊池寛の仕事ぶりがよくわかった。また、人間味あふれるエピソードの数々、懐の広さ、多彩な趣味など魅力あふれる人物像を知ることができる良書だった。2015/09/11

rbyawa

0
h067、情報という意味では全く頼る必要がなかったものの、この人を扱った本の中で一番興味深く面白く読めた。結論を出していないところと、系統がばらばらなところと、なんだろう、断筆された遺作「唐黒の壺」(素晴らしい出来だと思う、ラストww)に著者さんが手を入れた作品でも示される通り、彼の後継者たらんとした人がまとめた内容だからかも。いい言い方で言うと懐が広く、悪い言い方で言うといい加減なのではないかと思うものの、いい加減な部分まで踏襲するのはむしろ稀有なんじゃないかな。しかしご家族のインタビューすごくいいね。2017/08/31

利部

0
写真が多く非常に読みやすかった。家族による座談会は、父としての菊池寛を知れる貴重な証言ではないだろうか。全体的に当人への好意的な文章が多い中で、苦労してきたことが伺える夫人のコメントが印象に残った。

石ころ

0
菊池寛の人生面白いわー2014/05/02

ジゴロウ

0
作家兼プロデューサーである菊池寛の人生を辿る本。菊池寛の逸話や家族の話など、プライベートな部分に踏み込んでいて面白い。菊池寛の絶筆を井上ひさしが書き継ぎ完成させた小説「唐黒の壺」も掲載されている。2020/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/355070
  • ご注意事項