内容説明
悪魔が人類に情けをかけて警告する、恐怖と哄笑の福音書。全人類必読!この世紀末をすこやかにサバイバルするために、一家に一冊、是非おとりそなえ下さい。
目次
なんと!既に解散していた聖飢魔2
愛あれど、地球ハゲたら皆オワリ
『エンターテイメント帝国主義』なのだ
メディアの沙汰も金次第
もはや神は死んだ…も同然だ
常識の長いトンネルを抜けると島国だった
青年よ、巨悪をめざせ!
今再び、悪魔が来りてヘヴィメタる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
116
聖飢魔IIや自身の来歴を交えながら「賢く生き残る」方法を示唆するエッセイ。悪魔観点からの弱肉強食社会の切り口は多彩かつ思い切りが良い。中途半端と理不尽な抑圧を嫌う著者はロッカーらしい気骨と帰国子女らしい柔軟な視野の持ち主。幅広い挑戦意欲も聖飢魔IIの多角的な表現の土台になるもの。饅頭持って道路を走ったりNOKKOの『画期的発想』などのユニークな逸話から、笑いの背後に明確な怒りを滲ませる宗教・メディア批判までメリハリもある。日本人の舶来コンプレックスを抉った評論家・リスナーへの反論も著者だからこその説得力。2022/03/25
nobu23
9
デーモン小暮のエッセイ。語りはキャラを演じていてふざけてるが、論じてる内容は音楽評論家やマスコミ報道だったりと真面目。2023/01/08
柊
8
めちゃくちゃ面白かった。今で言う堀江貴文氏の『多動力』とかに近い発言、思想をこの時点で明確な論理のもとに言ってたのか……。閣下ってやっぱり頭いいんだなあというのが分かる。これは名著だわ。2018/12/21
しき
4
読んだのは、1987年の1月ごろだったような……。この一冊で信者への道を歩み出したといっても過言ではない。
C-biscuit
3
すごい。30年近く前の本だが、デーモン小暮がこんな人だとは思わなかった。当時は高校生くらいで、こんな人とは知らずに表面だけを見ていた。悪魔らしい視点で容赦なく、政治、経済、神!をぶった切っている。世間は今も世紀末も変わらない。今でも色あせずに読むことができる。個人的にはレベッカなどの懐かしく、遠い昔を思い出させてくれた。2015/02/12
-
- 電子書籍
- 見上げてごらん(4) 少年サンデーコミ…