• ポイントキャンペーン

ちび象ランディと星になった少年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784890361946
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

どうして僕は生まれてきたの?「ゾウたちの楽園はタコ坊とおふくろにまかせたからな」“日本初の少年ゾウ使い”の夢をかなえ、逝った少年の短い生涯を母が綴る。小学生から読めるふりがなつき。

目次

第1章 ゾウとの出会い(ミッキー来園;映画『子象物語』と悲劇の仔 ほか)
第2章 留学(決意;タイ留学 ほか)
第3章 「少年ゾウ使い」の誕生(ゾウ語;ランディの反抗 ほか)
第4章 別れ(運命の朝;訃報 ほか)

著者等紹介

坂本小百合[サカモトサユリ]
昭和24年12月4日生まれ。神奈川県横浜市出身。横浜双葉学園高校卒業後、明石リタの芸名でファッション・モデルとしてデビュー。モデル引退後、動物プロダクション経営に転身。平成8年、私設の動物園「市原ぞうの国」をオープンし園長に就任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

12
動物、特に象への思い。その思いは”テレパシー通信”と表現された動物とのコミュニケーションにつながる。見世物ではなく動物との共生を信念とし、その最期をも考慮。この思いと技術を考えると、その短い一生が惜しい。微笑ましかったのはランディとの海水浴での”おなら”。童謡「そうさん」に込められた作詞家まど・みちおさんの思い『自分が自分であることへの誇り』も印象深い。2012/02/05

hana@笑顔満開のわくわく探索人

3
ある家族の物語。日本で初めてのゾウ使い少年の、あまりに早すぎる一生をとりまくお話。それ以上言い様がない。少年が今でも生きていたら、ゾウのために何をしてくれたかな、そんなことを考えるとちょっと切ない。2013/04/14

渡辺 にゃん太郎

1
ぞうさんと心が通じ合っていた息子との思い出を母親目線で書いた話。業界が違うとはいえ、自分がその環境で苦労していたら息子には普通の道を歩んでほしいと思う。それでも息子には象使いの才能があって本人にも意欲があり、母親の願いとは別の方向に行ってしまう。母親がその葛藤に悩み、息子と次のステージに歩む過程がいい。週末に「市原ぞうの国」に行くので、また違った視点で観ることができそうで今から楽しみである。2024/02/21

FK

1
 ホロリとさせられる。それにしても、日本では学校という存在がいかに子どもたちの人生・生き方を邪魔しているか、という見本がここにあらわれているようだ。高校など行かずに象たちに専念したいという願いを、親がせめて高校だけは、と邪魔してしまうのだ。最終的に二年通い、休学・退学していくのではあるが。ずいぶん時間とエネルギーをムダにしてしまったことだろう。これだけはあまりにも日本的で、悲しくなる。この母親(かなり自由奔放に生きてきてるようなのに)にしても、というところ。2006/09/09

griff

0
GWに市原ぞうの国に行くつもりで読んだ。当日大雨でいけなかった。縁がないなぁ。2012/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/355059
  • ご注意事項