内容説明
葛西萬司は、辰野金吾とともに日本で草創期に建築設計事務所を立ち上げた人物。辰野は「東京駅の建築家」として名声を博するが、一方の葛西は…。辰野の死後、新たに設計事務所を設立し、岩手・盛岡を舞台に旺盛な建築設計活動を展開した葛西にスポットを当てつつ、横浜勉、佐藤功一など同時代を生きた建築家たちの足跡にも迫る。
目次
第1章 葛西萬司と辰野金吾(義父・葛西重雄;辰野金吾との出会い;葛西萬司と原敬)
第2章 葛西萬司と盛岡(葛西萬司と南部家;葛西萬司と金融界;葛西萬司と三田義正;葛西萬司と三田俊次郎;葛西萬司と盛岡聖堂 ほか)
第3章 横浜勉と盛岡(第九十銀行;南部利祥中尉銅像)
第4章 佐藤功一と盛岡
著者等紹介
佐藤竜一[サトウリュウイチ]
1958年岩手県陸前高田市生まれ。一関第一高校、法政大学法学部卒業を経て日本大学大学院博士課程前期(総合社会情報研究科)修了(国際情報専攻)。岩手大学特命准教授、宮沢賢治学会イーハトーブセンター副代表理事等を歴任。岩手大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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