内容説明
「やること」も、「行くところ」もない、「毎日が日曜日」の「自由の刑(サルトル)」は高齢者を一気に衰弱に追い込む。何もしない日が続けば、何もしたくなくなる。自らを鼓舞する明確な目標と目標実行の意志がない限り、何かしようというエネルギーは湧いてこない。
目次
まえがき―「毎日が日曜日」をどうする
1 休めば錆びる(誰も代わりには生きられない;高齢者の元気の構造―使わないから使えなくなる;「隠居文化」と戦え―平均寿命と健康寿命のギャップが埋まらない;「敬老文化」も、「親孝行文化」も、「隠居文化」も錯覚している;遠い原因と近い原因)
2 健康寿命カルタ(カルタは遊びと教訓の組み合わせです;生涯現役・介護予防の原理は、「社会から離れない」、「活動は止めない」、「楽はしない」の3つです;方法論は「読み、書き、体操、ボランティア」です;健康寿命いろはカルタ)
あとがき―「ヒト」には戻らない!
著者等紹介
三浦清一郎[ミウラセイイチロウ]
三浦清一郎事務所所長(生涯学習・社会システム研究者)。米国西ヴァージニア大学助教授、国立社会教育研修所、文部省を経て福岡教育大学教授、この間フルブライト交換教授としてシラキューズ大学、北カロライナ州立大学客員教授。平成3年福原学園常務理事、九州共立大学・九州女子大学副学長。その後、生涯学習・社会システム研究者として自治体・学校などの顧問を務めるかたわら月刊生涯学習通信「風の便り」編集長として教育・社会評論を展開している。福岡県生涯学習推進会議座長、福岡県社会教育委員の会議座長、中国・四国・九州地区生涯学習実践研究交流会代表世話人などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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