内容説明
「連合」結成十周年、その十年を総括しながら、労働運動の現状を点検、場合によっては警鐘を鳴らす本。各界9氏が直言、提言。
目次
1 インタビュー(「『個人』を大切にする組合がほしい」;「企業に共通の法的ルールを」;「タックスペイヤーの立場で、もっと元気を」;「社会全体の利益を、運動の目標に」;「町から組合が消えてしまった」;「個別労働関係こそ、労組の生きる道」;「政党との関係は『政策の一致』が原則」;「変化に対応、存在に意味ある組合に」;「労使関係は『鏡』、相互に協力を」)
2 座談会(「われわれの考えや悩みも聞いてほしい」労働組合若手リーダー座談会)
インタビューを終えて―「あとがき」にかえて
著者等紹介
大沢真知子[オオサワマチコ]
1952年生まれ。成蹊大学文学部卒業。南イリノイ大学経済学研究科博士課程修了。ミシガン大学ディアボーン校助教授、日本労働協会(現日本労働研究機構)研究員等を経て、現在、日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。日本労使関係学会理事
菅直人[カンナオト]
1946年生まれ。東京工業大学理学部応用物理学科卒。弁理士。市民活動を経て衆議院議員。衆議院外務委員長、厚生大臣、民主党代表等を歴任。現在、民主党幹事長
小関智弘[コセキトモヒロ]
1933年生まれ。都立大学付属工業高校卒。18歳から大森・蒲田の町工場で働く。『大森界隈職人往来』で第8回日本ノンフィクション賞受賞。現在も、執筆活動のかたわら旋盤工として働く
島田晴雄[シマダハルオ]
慶応義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。慶応義塾大学経済学部助教授等を経て、現在、同教授。専門は労働経済学、経済政策、日本経済、国際関係論。政府税制調査会委員、産業構造審議会委員等を歴任
長勢甚遠[ナガセジンエン]
1943年生まれ。東京大学法学部卒業。労働省(労働大臣秘書官、労働法規課長等を歴任)を経て、衆議院議員。厚生委員会理事、労政局長、自由民主党副幹事長等を歴任。現在、労働総括政務次官
諸井虔[モロイケン]
1928年生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業。日本興業銀行を退社後、秩父セメント(現太平洋セメント)に入社。社長、会長を経て、現在、相談役。経済同友会副代表幹事、日経連副会長等を歴任。現在、地方分権推進委員会委員長、政府税制調査会委員等を務める
矢野弘典[ヤノヒロノリ]
1941年生まれ。東京大学経済学部卒業。(株)東芝入社、労働課長、本社広報室長、欧州総代表等を歴任。日経連国際部長を経て、現在、日経連常務理事
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