内容説明
本書では、介護サービスを受けている人々を援助する者にとって必要な視点や観察から見直して、その中にある事実から、生活全体を援助するためのケーススタディづくりを明らかにするよう努めました。特に、介護福祉を学ぶ学生にとっては自分の介護の方法やあり方に対する考えを整理する上で、また現場においても役立つような観点から配慮したつくりとしました。
目次
1章 介護福祉の現場とケーススタディ(介護福祉の現場とは?;ケーススタディの目的 ほか)
2章 ケーススタディの進め方(研究過程を理解する;進め方―研究したいことを選定・整理し、研究を進める ほか)
3章 介護過程と具体的なケーススタディ(実習現場において求められる介護過程;実際のケーススタディに学ぶ)
4章 魅せるためのケーススタディ(ケーススタディと文章表現;ケーススタディと文章技法 ほか)
5章 ケーススタディで身につくスキル(介護福祉士の仕事;ケーススタディでスキルアップ)
著者等紹介
和田要[ワダカナメ]
九州看護福祉大学看護福祉学部社会福祉学科助教授。1972年城北高等学校教諭、社会福祉科立ち上げに尽力、その間17年教育・指導にあたる。1990年東京都府中療育センター非常勤福祉指導員。1992年東洋大学大学院博士前期課程社会福祉学専攻修了。1993年熊本YMCA学院老人ケア科教務主任。1997年仏教大学通信教育部社会福祉学科非常勤講師。1999年熊本大学教育学部スポーツ福祉専攻非常勤講師。2002年熊本学園大学社会福祉学部非常勤講師。2001年10月より現職。専門は、社会福祉援助技術、地域福祉論、福祉教育
大嶋美登子[オオシマミトコ]
別府大学文学部人間関係学科教授。1979年上智大学大学院博士課程修了。上智大学文学部心理学科助手を経て、大分県精神保健センター勤務。1992年別府大学短期大学部助教授。1996年別府大学短期大学部専攻科福祉専攻教授。2001年より現職。専門は、臨床心理学、精神保健学
江原勝幸[エバラカツユキ]
静岡福祉医療専門学校。1984年駒沢大学文学部社会学科(社会福祉コース)卒業。東京都東村山市特別養護老人ホーム、日本社会事業学校研究科を経て1990年社会福祉士免許取得。1990年カリフォルニア州マウンテンビュー市のグループホーム勤務。1997年カリフォルニア州立サンノゼ大学大学院ソーシャルワーク専攻修士課程卒業。ソーシャルワーク研究所勤務、町田福祉専門学校非常勤講師を経て1999年別府大学短期大学部初等教育科講師。2000年助教授。2001年10月退職。2001年12月~2002年3月オーストラリアにて研究活動。2003年1月より現職。専門は、家族ソーシャルワーク、高齢者福祉
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。