内容説明
本書では、口腔ケアを行う上で必要な基礎的知識から臨床上必要な応用知識や技術まで記述。また、口腔の基本的役割や臨床上の口腔ケア技術の考え方についても、わかりやすく説明を加えた。さらに、オーラルケアの書籍としては、はじめて、東洋医学的観察法の一つである舌診についてもふれてある。口腔ケアにおける唾液の重要性についての新しい観点、人工唾液製剤や口腔粘膜保湿剤の口腔ケアへの応用など、口腔ケアの最新知識を得ることができる。
目次
第1章 口腔ケアの基礎知識(口腔ケアの目的と意義;口腔内の解剖生理;口腔内の細菌と口腔ケア ほか)
第2章 口腔ケアプラン作成のポイント(全身状態観察の必要性とアセスメントのポイント;実践で使える口腔ケアの器材と器具;介護保険下での口腔ケアの位置付け ほか)
第3章 臨床現場で使える口腔ケア技術(口腔環境の評価;口腔観察と舌診―舌の所見と全身状態との関係;介護現場で使える口腔ケアテクニック ほか)
著者等紹介
柿木保明[カキノキヤスアキ]
国立療養所南福岡病院歯科医長。1980年九州歯科大学歯学部卒業、産業医科大学歯科口腔外科医員、’81年国立療養所南福岡病院歯科医師(厚生技官)。’86年現職。日本障害者歯科学会理事、厚生省歯科協議会会長ほか役職多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。