内容説明
さむいさむい冬がやってきて、森のどうぶつたちは冬じたくをはじめます。外であそぶことが大好きなクマの子どもは雪がふってもへっちゃら!おかあさんのいうことをきかずに、ふぶきのなか、でかけていってしまいます。ところが、気がつくと、あたりはまっ白になって…。家庭内での読み聞かせを推進するプロジェクトによるイタリアのナティ・ベル・レッジェーレ賞を受賞したおかあさんとクマの子の心あたたまるお話。
著者等紹介
ルエダ,クラウディア[ルエダ,クラウディア][Rueda,Claudia]
コロンビアのボゴタに生まれる。法律とアートを学び、絵本作家となる。Formas、My little polar bear(いずれも未邦訳)など、多数の絵本が北アメリカ、ヨーロッパ、アジアで出版されている一方、風刺漫画やユニセフのための本なども手がける。2012年、『やだよ』でイタリアのナティ・ベル・レッジェーレ賞を受賞
うのかずみ[ウノカズミ]
宇野和美。1960年、大阪府に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務の後、1999年より2年半、バルセロナ自治大学大学院に留学、修士課程修了。児童文学の翻訳のほか、スペイン語の子どもの本専門ネット書店「ミランフ洋書店」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
19
冬眠の季節がやってきて、「そろそろ寝ないと」という母熊に「やだよ」という小熊。まだ眠くないし、遊んでいたいし。いろんな忠告をしても、ああ言えばこう言うで、言うことを聞かない。吹雪になりそうなのに一人で遊びに出かけてしまい…小熊の小さな反抗期を暖かく包み込んでしまう母熊の優しさが魅力的な絵本。2013/09/21
紅花
16
最後のこぐまの一言が子供たちは気に入ったらしい。って身に覚えがあるんでしょ。「その負け惜しみ発言」。絵はだんだん厳しくなっていくのに、こぐまの意地っ張りがカワイイ。2014/03/29
スノーシェルター
15
反抗期?の子熊ちゃん。子供たちに読み聞かせてみたが、最後が、私には「まったくもう~」と微笑ましい感じだったけれど、子供たちは「え~!なんで?」という反応。仕方がないので「ママー!」のところをスネ夫の真似で読んだら爆笑された。2013/12/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
冬眠しなくちゃいけないのに遊び足りないクマの子。お母さんの言う事きかないから…。こどもって自分上位の発言するよなぁ~と思います(笑)2019/08/14
喪中の雨巫女。
11
《書店》だだっ子の子熊ちゃん。素直が一番だよ。2013/02/20