著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス][Carroll,Lewis]
1832‐98。イギリスの童話作家、数学者。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン
スガン=フォント,マルト[スガンフォント,マルト][Seguin‐Fontes,Marthe]
フランス、プロヴァンス地方出身。最初は造形美術の教師となり、早くから絵本作家としての仕事に情熱を傾け、成功をおさめる。手がけた約45冊の作品の多くは、イギリス、アメリカ、イタリア、スペイン、ポルトガル、北欧諸国をはじめ諸外国で翻訳出版されている。絵本ばかりではなく、陶器の絵付けもし、そのいくつかはセーヴル陶器美術館に展示されている
すえまつひみこ[スエマツヒミコ]
末松氷海子。兵庫県芦屋市生まれ。早稲田大学政経学部新聞学科卒業後、フランスのリール市カトリック大学新聞学部に留学、児童出版物の研究をする。フランス児童文学の翻訳・紹介につとめる。大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
不思議の国のアリスを読みやすい言葉で書かれています。けれど文章は多めで、重い。寝転がりながらは読めません(笑)背景や衣装が豪華で綺麗な絵に対して、アリスの表情がもっと豊かだと良かった気がします。2020/05/01
花林糖
11
「不思議の国のアリス」を子供向けにアレンジされた絵本。マルト スガン=フォントの絵が不思議な魅力がありとても素敵です。ただアリスが可愛くないのがちょっと残念。大型で頁数も多いので見応え有りです。2015/05/09
どあら
10
図書館で借りて読了。2020/03/01
リリィ
5
不思議の国のアリスを、小さい子でもわかりやすいようにキャロルが書き改めた絵本。とても優しい文章で、随所で子供に呼びかけています。ディズニーのアリスは何度も見たけれど、原作は読んだことがなかったなあと手に取りました。絵本ですが、頁数も文章量も多めなので、読み応え&見応えばっちりです。2013/04/19
ヒラP@ehon.gohon
2
『不思議の国のアリス』と言えば、ジョン・テニエルの絵か、ディズニー映画の世界しか知らなかった私ですが、この『アリスのふしぎな夢』を読んでみると、本当に不思議な世界に入った漢字がしました。 マルト・スガン=フォントの絵は、可愛さからはちょっと距離を置いた絵で、不思議さが倍加されている感じ。 文章は読み聞かせ向きに大幅にアレンジされているのですが、私の出番がなくなるほど、饒舌で解説的です。 ここまでくるとちょっと鼻につくのですが、意外と長い原作をコンパクトにまとめていて、まあまあ許せる範囲かと思いました。2014/04/13