感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
108
軽井沢の絵本の森美術館を訪れたときに、原画を見る機会がありました。それまで、まったく知らなかったドゥシャン・カーライの絵に魅了されてしまったのです。絵本の挿し絵というのをすでに通り越した芸術作品にまで昇華させた見事な絵。緻密で、鮮やかで、華やかで…。そこに物語がなくとも、絵を見ているだけで、訴えかけてくるなにかを掴むことができるのではないかと思えてしまうのです。12月のことしか知らない12月くんが別の月を旅するファンタジーなお話なのです。2014/08/30
greenish 🌿
37
自分が治める月以外はぐっすり眠って過ごす12月くん。ある日北風から12月以外の世界の話を聴いて、知らない世界に旅立ちます ---軽井沢・絵本の森美術館にて読了。 スロヴァキアが生んだ色彩の魔術師と呼ばれるドゥシャン・カーライ。この方の原画に出逢えて、本当によかった! 幾重にも塗り重ねられた美しい色彩の中に、シュールさというのか、不思議な世界観に魅了されました。 自分と違うものの素晴らしさを認め、自分自身の存在価値に気づく。知らない世界を知るって素敵ですね。カーライの作品、他にも触れてみたくなりました。2014/07/17
小夜風
24
【図書館】ドゥシャン・カーライ挿絵の「アンデルセン童話全集Ⅰ~Ⅲ」をずっと読みたい本に登録しているのですが、どんな絵なのか見てみたくて、こちらを見つけました。不思議で素敵な絵♪国際アンデルセン賞も受賞しているそうです。お話は、長年自分の月だけを治めてきた12月くんが、大風に聞かせてもらった他の月々の様子を見てみたくなり、他の月を訪ねてみるという、なんとも不思議で壮大な話♪四季があるって本当に素敵だなって思います。素敵な絵にうっとりしながら読みました♪2014/05/09
mntmt
20
ドゥシャン・カーライの絵に魅入ってしまった。2015/12/26
gtn
19
代わり映えしない仕事も人のため、そして後世への継承と思えば張りが出る。2020/06/13