内容説明
アンデルセンの名作を、多くの読者を魅了している幻想世界の挿絵と新訳で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
47
サン・ジョルディの日と国際子ども本の日に合わせて。今年はアンデルセンの企画展を図書館でしていたのでこちらを。フィン人の女の人の部分と最後のところは初めて読むのかも。そこはあたたかな夏だったっていう所がいいですね。小さなころは盗賊の女の子が格好良くて好きでした。でも、今思うとゲルダも凄く心の強い立派な女の子だ。恋する乙女って感じではなくてまさしくフィン人の女の人が評した言葉そのもの。一方、雪の女王って一体誰だったのだろう。ゲルダを引き留めた魔女のおばあさんのように、ただ寂しくて引き留めただけだったのかな。 2017/04/23
小夜風
25
【図書館】以前エロール・ル・カインの「雪の女王」を読みましたが、バーナデットさんのこちらは…とても及びません。お話はほぼ同じだし、絵も素敵なんだけどな~。印象がぼんやりしてしまうのが残念な感じです。雪の女王は表紙にしか出てこないし(笑)。あと、細かい字がビッシリなのが、読む前に怯みました(苦笑)。2015/03/05
ナハチガル
12
雪の女王はナルニアの映画のイメージが強かったのだけど、こっちがオリジナルなのでしょうか。話自体を読むのは初めて。オープニングはちょっとブリューゲルっぽくて良かったのだけど、本編は絵がほのぼのしていて、なんだかおどろおどろしさが足りなかった。お話自体はよい。A。2016/10/16
ヒラP@ehon.gohon
9
『雪の女王』は、アンデルセンの物語の中でも、様々な展開がある重量感のある作品だと思います。 絵本でまとめ上げるためには、絵の数量もそれなりに必要な気がしました。 絵本なのに、絵が追い付いていかない感じがして残念。 話の内容も、メルヘン仕立てのバーナデット・ワッツさんには無理があったように思います。 登場キャラクターが軽すぎる感じ、表紙に登場する女王のインパクトが強かったのですが、女王の大きな出番は表紙だけです。 読み終えて、妙に消化不良です。2013/01/17
あおい
8
雪の女王と一緒に行ってしまったカイを懸命に追いかけるゲルダが健気。2019/11/28