クリスマス・キャロル

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  • サイズ A4判/ページ数 150p/高さ 32X23cm
  • 商品コード 9784890138500
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユメ

41
大人のためのとても上質な大型絵本。挿絵の人々の表情は喜び、欲望、貧困などをぞっとするほど豊かに映し出す。冬のロンドンの下町は、ディケンズの風刺にそぐわしい沈んだ色調だ。ゆえに、最後の絵の希望溢れる若草色が活きている。 クリスマスイブの夜に精霊たちが見せる光景は、人間の哀しい性と生きる厳しさを容赦なく訴えかけてくる。強欲で無慈悲なスクルージ、そんな彼にも救いが待っているから、この物語が好きだ。『クリスマス・キャロル』を読むと、クリスチャンでない私にも、クリスマスがきらきらと特別な、奇蹟の起こる日に思われる。2014/12/25

riviere(りびえーる)

4
クリスマス前にぜひ読んで!文はディケンズ、挿し絵はインノチェンティ。この素晴らしい組み合わせは期待通り。クリスマスキャロルとはクリスマスに歌う賛美歌のこと。西洋文化にとってクリスマスは奇跡が起きる特別な日なんだよね。お金もうけ第一の嫌われ者の主人公。その彼がクリスマスイブに出会った三人の精霊たちによって奇跡の変化をとげる。大人も読みだいファンタジーです。私にとって初ディケンズでしたが、流れるような彼の文章の魅力に取り憑かれそう。他の作品も読んでみたくなりました。2010/11/21

Miyabi

3
クリスマスにはやはりこの本を。2013/12/24

タイヤキ

0
何かを改めるに、遅すぎることはない。救いは行動の結果に起こる現象なのだと、素敵な物語で語ってくれる一冊でした。 「笑いたいものには笑わせておいて、少しも気にかけなかった。なぜなら、この世の中でなにか良いことをしようとすれば、はじめは笑われるものということをちゃんと知っていたし、それにどっちみち、そんな笑うものたちは、なにもものがわかっていないのだから、いくら腹を抱えて笑われようがかまわないと思っていたからだ。自分の心が笑いに満たされているだけで、スクルージは満足だった。」 という一節が印象的。2021/02/20

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