内容説明
ヨーロピアン・ライフスタイル・ブック。北ヨーロッパの人々の暮らしにとけこんだ素朴な料理の作り方を、クリスマスやイースターのごちそうもまじえて、美しい絵とともに紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
93
北ヨーロッパの四季をキッチンから見つめた本。長い冬の間…家族の身体を暖めるシチューは心も一緒にほぐしてくれそう。冬に備えて準備した食材を使った日曜日のティータイムは、寒い季節の楽しみ。パイにフルーツケーキ、ユニークな名前がついたプディング。春になったらキッチンも模様替え。新鮮な野菜はシンプルに調理し素材の味を噛み締めます。夏には夏の、秋には秋の過ごし方もキッチンから。料理のレシピ付きです。アンジェラ・バレットさんの挿絵がすばらしい。少し追いかけてみたいと思います。1992年11月初版。2015/08/30
tokotoko
30
綺麗な絵の表紙が目に留まって、思わず借りた図書館本。クラシックな内容と文体だなぁ・・・と思ったら、初版が21年前だった!古き良き時代だったのかな。お料理のレシピの他、北ヨーロッパの季節ごとの暮らしを伝えてくれるエッセイも載っている。知恵を絞って、丁寧に暮らす人達。きっと家族仲良く同じ空間で過ごしてたんだろうな。いい匂いのする家は、きっと居心地よかっただろうな。・・・なんて思いながらページをめくっていったら、どんどん幸せな気持ちになった。来年はちょっとご馳走作って・・・ピクニックに行きたいな。2013/12/25
シルク
18
絵が、美しいのぉ……(*´ω`) 「夏のキッチンは人のいない静かな場所。北ヨーロッパでは、冬とはうってかわって、夜中まで日ざしのつよい夏の間は、なるべく手のかからないお料理ですませます。」(p.41)暑いならば、逆らわない。克服しようとがむばったりしない。ひんやりした台所で過ごす。風が涼しい木陰で下ごしらえ。「木陰のテーブルで夏のそよ風に吹かれながら、とりたてのベリーに、アイスクリームや粉砂糖を入れてホイップした生クリームを、たっぷりかけて召し上がってください。」(p.50)……イングランドの台所の四季。2018/05/31
花林糖
16
(図書館本)イギリスの春夏秋冬をキッチンを通して紹介している。レシピ有り。アンジェラ・バレットの絵がとても美しい。(中古入手)2015/08/25
きりぱい
10
冬はレモンケーキ(小麦粉分量がない?)やニンニクスープ、春は卵の季節、夏はパイやタルトをバスケットに詰めてピクニック、秋にはリンゴやマルメロなど収穫が貯蔵ビンに並び、と北ヨーロッパのちょっとしたライフスタイルと絵本が合体したような感じ。四季ごとのゆったりした雰囲気を味わいながら、絵本とは侮れないレシピも並ぶ。2010/07/18
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- 和書
- さよならをいえるまで