内容説明
ローマの法医学研究所で働く研修医アリーチェは、ある夜、上司のクラウディオとともに現場検証に行き、女性の死体を見て衝撃を受ける。その女性ジュリアと偶然にも前日知り合っていたからだ。クラウディオの出した死亡推定時刻に疑問を覚えたアリーチェは、ジュリアへの個人的な感情から事件の解明にのめりこんでいく。はたしてジュリアの死は、単なる事故死なのか、あるいは他殺なのか―。ジャーナリストの自由人アーサーとの恋の成り行きを織り交ぜ、直観を信じて突き進んでいくアリーチェの姿を、丹念に、時にユーモラスに描き出す。
著者等紹介
ガッゾーラ,アレッシア[ガッゾーラ,アレッシア] [Gazzola,Alessia]
1982年4月9日イタリアのシチリア島、メッシーナ生まれ。2000年に高校を卒業した後、法医学を専攻し専門医となる。夫と2人の女児とともにヴェローナ在住。5歳で初めての物語『抜け目のないコウモリ』を書く。2010年28歳のときに著した『法医学教室のアリーチェ 残酷な偶然』は好評を博し、ドイツ、フランス、スペイン、ポーランド、トルコ、ルーマニア、セルビアで翻訳された
越前貴美子[コシマエキミコ]
東京外国語大学博士後期課程修了。現代イタリア文学専攻。イタリア語非常勤講師。イタリア学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
117
これは、酷い。イタリア版の少女マンガ的ラノベの法医学教室もの。ハーレクイン的スパイスもしっかりと。作者は若い女性法医学者なのでそのあたりの知識はしっかりしているが、何より酷い訳が読む気を失わせる。これが、イタリア文学者の手によるものとは。おおかみのようにお腹が空いてる、なんて…ね。二巻以降は読みません。日本のミステリ作家が、大学生の読書会での投稿できれたそうだから、私も少しはオブラートに包もうかと思ったけれど、それで手に取る人がいたら申し訳ないと思いました。2017/12/09
mm
0
謝辞にもかいてありましたが、ミステリーとして読むと物足りないとおもいます。 登場人物がそれぞれ個性的(イメージしやすい)で読みやすく、海外ドラマの1シーズン10話くらいでやると、ヒットするんじゃないかなーと感じました。 続編出たら多分読みます。2017/10/20
とし
0
実ページ数はともかく読後の感想としては、ベタベタの恋愛話が5割、職場の愚痴が3割にミステリー要素が2割という感じでしかも個々の内容は在り来たり。 特にミステリー部分は最初と最後だけと言ってもいい程希薄なので、読んでいる最中は一体何を読まされているのかとの憤りが沸き起こった。 TVドラマなら視聴に耐えるだろうが小説としてはいただけない。2023/10/11
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