水の継承者ノリア

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水の継承者ノリア

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784890137381
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0097

内容説明

スカンジナビア連合のはるか北―ニューキアン軍の占領下にある村で、ノリアは父のような“茶人”になる修行を重ねていた。茶人はある使命を担っていた。人知れず残された泉の在り処を、秘密裏に守りつづけなければならない。だが、資源や技術が失われた世界で、貴重な水を隠すことは犯罪だった。違法に水を得た者は厳罰に処せられる。流れ続ける水への想いを抱きながらも次第に追い詰められていくノリア。自らの義務と手が届くかもしれない自由との間で、命を賭けた決断のときが訪れる。静かな緊迫感をはらんだ渾身のデビュー作!フィリップ・K・ディック賞、アーサー・C・クラーク賞等、続々ノミネート!

著者等紹介

イタランタ,エンミ[イタランタ,エンミ] [It¨aranta,Emmi]
1976年生まれ。フィンランドの作家、コラムニスト。現在、英国のカンタベリーにあるケント大学に勤める。ドラマトゥルク、脚本家、演劇批評家、執筆家としても活躍し、フィンランドと英国のSF雑誌やアンソロジーに寄稿している。2012年、フィランドで出版された『水の継承者ノリア』は、若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞、およびフィランドの大手出版社であるテオス社SFファンタジー小説大賞を受賞した

末延弘子[スエノブヒロコ]
1975年生まれ。東海大学北欧文学科卒業、国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド文学協会、カレヴァラ協会会員。レーナ・クルーンなどフィンランド現代文学の訳書多数。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

95
今の文明が温暖化により崩壊した先の未来。水不足にあえぐ極地に近い北欧の村が舞台。茶人の娘ノリアは代々伝わる泉の秘密を受け継ぐ。それは恵みであり呪いでもあった…。茶道がまるでシャーマンの秘術ででもあるかのように神秘的に描かれているのが興味深い。石庭のしつらい、禅問答のような会話、静謐な中にじわじわと恐ろしい気配が忍び寄ってくる。表紙の少女の澄んだ水を思わせる瞳が美しい。2018/05/25

ゆう

32
図書館本。タイトルや表紙の雰囲気から水を操る種族的なSF小説だと思っていたら、まさかの茶人の話だった。水が貴重になった世界でお茶の道を続けるのは容易ではなく。北欧なのに茶人…文章は美しいけど北欧で茶人が想像つかないのは私の創造力の乏しさか。北欧作家の小説っていくつか読んだけどなんとなく陰鬱な感じを醸し出す。明るい未来に向かっていきそうなヒーロー・ヒロインは不在のまま何とも言えない読後感。表紙の青丸の意味はそれですか。2016/10/27

ほちょこ

31
未来世紀、水が配給制になり、兵士による管理下において、村中が飢えと貧困に直面する生活。17歳の少女は茶人(なんと和風な!)の父を引き継ぎ、秘密の泉を隠しながら、凛として生きていく。なんとも重苦しいSF。そして、こんな救いのない未来が待ち受けているのかと思うと、気が滅入る。未来版・千利休。2017/08/21

mntmt

19
フィンランドのSF。かなり先の未来の話。読めるけど、物語の世界に入りずらかったです。モヤモヤする〜。2016/05/15

みー

16
現代社会が崩壊し、今とは全く違う未来社会でのお話。海水が上昇し、真水が貴重資源となった未来。そんな中で、茶人として隠された水脈を受け継ぐこととなった主人公の少女。そこへ、厳しく水を管理する政府軍に目を付けられ・・そこから少女は悲劇への道のりを辿っていく。真水が足りないという事が、こんなにも悲劇なのかと、日本の水の浄化設備と、豊かさに感謝する。静かで、緊張感のあるお茶の世界・・物語もそんな感じで進んでいく。私には今ひとつ・・何かが足りない様な?これはYAなのかな?今ひとつ掴みどころがなかったなー。2016/10/24

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