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内容説明
スカンジナビア連合のはるか北―ニューキアン軍の占領下にある村で、ノリアは父のような“茶人”になる修行を重ねていた。茶人はある使命を担っていた。人知れず残された泉の在り処を、秘密裏に守りつづけなければならない。だが、資源や技術が失われた世界で、貴重な水を隠すことは犯罪だった。違法に水を得た者は厳罰に処せられる。流れ続ける水への想いを抱きながらも次第に追い詰められていくノリア。自らの義務と手が届くかもしれない自由との間で、命を賭けた決断のときが訪れる。静かな緊迫感をはらんだ渾身のデビュー作!フィリップ・K・ディック賞、アーサー・C・クラーク賞等、続々ノミネート!
著者等紹介
イタランタ,エンミ[イタランタ,エンミ] [It¨aranta,Emmi]
1976年生まれ。フィンランドの作家、コラムニスト。現在、英国のカンタベリーにあるケント大学に勤める。ドラマトゥルク、脚本家、演劇批評家、執筆家としても活躍し、フィンランドと英国のSF雑誌やアンソロジーに寄稿している。2012年、フィランドで出版された『水の継承者ノリア』は、若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞、およびフィランドの大手出版社であるテオス社SFファンタジー小説大賞を受賞した
末延弘子[スエノブヒロコ]
1975年生まれ。東海大学北欧文学科卒業、国立タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。白百合女子大学非常勤講師。フィンランド文学協会、カレヴァラ協会会員。レーナ・クルーンなどフィンランド現代文学の訳書多数。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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