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内容説明
爆弾はだれのもの―?わけあって原子力研究所で掃除婦として働く南アフリカ出身の天才数学少女ノンベコは、余った爆弾をたまたま手に入れてしまったから、さぁ大変!しかも、爆弾をめぐって出会うのは、どこかふつうじゃない人ばかり。瓜二つなのに似てない双子、自称すご腕のイスラエル諜報員、不法滞在の中国人3姉妹、さらにはスウェーデン国王や首相まで巻きこんで、てんやわんやの大騒動。『窓から逃げた100歳老人』に続く、メガトン級コメディ第2弾!
著者等紹介
ヨナソン,ヨナス[ヨナソン,ヨナス] [Jonasson,Jonas]
1961年スウェーデンのベクショー生まれ。ヨーテボリ大学卒業後、地方紙の記者となる。その後、メディア・コンサルティングおよびテレビ番組制作会社OTWを立ち上げ成功。テレビ、新聞などのメディアで20年以上活躍した後、『窓から逃げた100歳老人』(西村書店)を執筆、世界中で累計1000万部を超える大ベストセラーとなる
中村久里子[ナカムラクリコ]
新潟県出身。立教大学文学部心理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
310
2016年本屋大賞翻訳部門第2位。 「ありえない」展開が本当に楽しく面白い。 天才少女ノンベコが突き進む道.. 時代背景は冷戦の核をめぐるほの暗いのだが、 お馬鹿な登場人物たちが闊歩する.. このみなぎるようなパワーは一体何なのだろう.. 南アフリカからスウェーデン,そして世界中の 歴史上の英雄たち..馬鹿馬鹿しい 程の設定と破天荒さが痛快で 元気になれるのが 素直に嬉しい本だった。2016/05/28
Miyoshi Hirotaka
100
一人一人の人生によくある理不尽なこととそれとはまったく別の原因や理由で生じる予期せぬことが組み合わさるととんでもないことが起きてしまう。一見バラバラに思えることも、肝心なところでは美しい数学の方程式のようになんらかの法則が働き、必然のことになる。南アのスラム街出身の少女が核爆弾を手に入れ、スウェーデンに渡り、それを廃棄するという統計的確率からは稀にしかないことも合理性の上に成り立っている。持たざる国が一発でも持てば大騒ぎだが、保有国では誤差の範囲。木は森に隠せば目立たないが、一発の危うさに変わりはない。2016/09/14
菜穂子
58
大真面目な人たちが起こすハチャメチャな行動、ブラックユーモア、各国要人を巻き込んだ騒動、国を救う時に辿り着きたくて最後まで読んだ。兎にも角にも、ノンベコの活躍に拍手!2017/09/11
ゆかーん
56
ヨナス・ヨナソン氏が描く、本当のような嘘の物語(笑)前回の『窓から逃げた 100歳の老人』も相当へんてこな人たちでしたが、今回はそれ以上に個性的な面々ばかりが集結しています。そんな奇妙な世界の主人公は、わずか13歳にして天才的な数学の才能を持ったノンベコ。彼女の手にかかれば、世界を救うことだってお手の物!南アフリカで秘密裏に作られた原子爆弾を巡り、彼女と奇妙な仲間たちが奇想天外な珍事件を巻き起こします!若干読みにくい部分もありますが、漫画のような面白さにハマってしまう人も多いのではないでしょうか?2016/10/11
桜父
49
初めて読む作家さんでした。南アフリカの劣悪な環境で育った「ノンベコ」は自分の努力と少しの運の良さで自分自身を高めていく。外国人作家さんの習性だろうかキャラクター一人一人の説明がとてつもなく長い。そのせいで面白さが半減している。でもノンベコの行動には元気を貰えた。「ホルゲル1号」と怒れる彼女「セレスティン」の行動には些かあきれ返ってしまった。 スウェーデンと中国の政治情勢を垣間見る事が出来て、面白かったです。2015/11/08
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