内容説明
都市の成立ちから、建築史、壁画のイコノグラフィー、考古学、保存修復の実際まで―保存修復事業のなかから得られた新たな知見を交え、ポスト・ビザンティンの修道院文化にせまる。
目次
都市形成と修道院(古都スチャヴァにおける都市形成と宗教建築;ビストリツァと石工職人)
中世モルドヴァの宗教建築(ペトル・ラレシュ公の墓所として―プロボタ修道院の成立と発展;タウトゥ家の付属礼拝堂―バリネシュティ聖ニコラエ聖堂の建築的特質 ほか)
壁画とイコノグラフィー(天の位階―プロボタ修道院内壁のイコノグラフィー;聖母と聖者―プロボタ修道院外壁のイコノグラフィー ほか)
モルドヴァのポスト・ビザンティン考古学(プロボタ修道院の発掘調査;バリネシュティ聖ニコラエ聖堂の発掘調査)
正教修道院の保存修復(ユネスコによるプロボタ修道院の保存修復事業;バリネシュティ聖ニコラエ聖堂の場合 ほか)
著者等紹介
三宅理一[ミヤケリイチ]
1948年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒業(1972)、同大学院修士課程を経て、パリ・エコール・デ・ボザール卒業(1979)。工学博士。芝浦工業大学教授、リエージュ大学客員教授、慶應義塾大学教授を経て、現在、パリ国立工芸院教授。建築史、遺産学、地域計画、デザイン理論を専攻。とりわけ、ルーマニア、ロシア、エジプト、エチオピアで東方正教会の中世修道院の保存修復に取り組む
羽生修二[ハニュウシュウジ]
1948年東京生まれ。千葉大学工学部建築学科卒業(1972)後、同大学院に進学し、パリの「古建築保存と歴史高等研究所」で資格取得。東京都立大学工学研究科建築学専攻博士課程修了(1975)。工学博士。東海大学第二工学部建設工学科助教授、同教授を経て、現在、同デザイン工学部学部長。建築史、遺産学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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